▲李在明大統領 /NEWSIS

 韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は20日、ガザ地区に向かっていた国際支援船に乗っていた韓国人がイスラエル軍に抑留されたことについて「あまりに非人道的かつ、あまりに度を越している」と強く批判した。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相についても「国際刑事裁判所(ICC)戦犯として認められ、逮捕状が発布されているではないか」と指摘し、ネタニヤフ首相が韓国に入った場合は逮捕する案を検討しよう、と述べた。

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 李大統領は20日の国務会議(閣議)で、ガザ地区に向かっていた国際支援船がイスラエル軍に拿捕(だほ)され、乗っていた韓国人活動家たちが相次いで抑留された事件について尋ねた。外交部(省に相当)によると、今月18日にキム・ドンヒョンさんの乗る支援船、続いて20日未明にキム・アヒョンさんの乗る支援船がイスラエル軍に拿捕され、韓国人活動家2人が抑留状態にある。

 李大統領は「ガザ地区にボランティアをしに行こうとする韓国の内国人を含む船舶をイスラエルが拿捕したり爆沈させたりしているというが、法的根拠は何か」「国際法的に(イスラエルがガザ地区を)不法侵犯、占領したのではないか」と発言した。これに対し青瓦台(韓国大統領府)の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は「その部分は問いただしてみなければならない」としつつ「最初はハマスがイスラエルを攻撃して2000人近い人を殺傷したことに触発されたので、イスラエルがその地域に向けて軍事統制を加えている状況」と答えた。

 李大統領は「ガザ地区はイスラエル領なのか」と何度も言及した。李大統領が「自分たちの土地ですか? イスラエル領海なの?」と言うと、魏室長は「イスラエル領ではない」と答えた。さらに李大統領は「それなら抗議すべきではないか」「交戦中なら第三国の船を拿捕してもいいのか。法とか何とか基本的な常識があるのに、これもやはり線に関する問題ではないか」と発言した。

 魏室長が「あの方々についてはちょっと複雑」「先般も、私どもが『ガザ地区は入国禁止地域だから入国してはいけない』と言ったが、入国をした」と言うと、李大統領は「政府の方針、勧告に従わないのはわれわれの内部の問題で、国民を国際法的に妥当ではない事由で捕まえていくことは正しくないだろう」「私が見るに、あまりにひどく、非人道的」と非難した。

 李大統領は「どう見ても、今や欧州のほとんどの国が(ネタニヤフ首相に対する)逮捕状を発布し、自国に入ったら逮捕すると発表している」「私の見たところでは相当多かったが、われわれも判断をしてみよう」と言及し「(守るべき)最小限度の国際規範というものがあるのに、それを全て破っている」「原則通りにすべき。これまで、あまりに多くの我慢をした」と批判した。

チュ・ヒヨン記者

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