▲パレスチナのガザ地区へ向かっていた自由船団連合(FFC)所属の「リナ・アル・ナブルシ号」。同船には活動名「ヘチョ」ことキム・アヒョン氏と、韓国系米国人活動家スンジュン氏が乗船していたと伝えられている。写真=「パレスチナ解放のための航海韓国本部(KFFP)」の交流サイト(SNS)「インスタグラム」より

 【TV朝鮮】(アンカー)

 パレスチナのガザ地区へ向かう救援船に乗っていて、イスラエル軍に拿捕(だほ)された韓国人活動家2人が釈放されました。イスラエル側が拘束された活動家たちを虐待し、嘲弄(ちょうろう)している様子を写した動画が公開され、国際社会の世論が悪化したのを受けての措置と見られています。昨日(20日)、イスラエルのネタニヤフ首相の逮捕状に関連した李在明(イ・ジェミョン)大統領の言及が物議を醸しましたが、韓国もイスラエルも今日のところは騒動の拡大を避けました。イ・チェヒョン記者がお伝えします。

【写真】国外追放されて帰国した活動家キム・ドンヒョン氏とキム・アヒョン氏

 (記者リポート)

 韓国人活動家のキム・ドンヒョン氏とキム・アヒョン氏がイスラエル軍に拘束されたのは今月18日と20日のことでした。

 韓国外交部(省)は「2人は昨日、第三国へと国外追放された。明日早朝に帰国する予定だ」と述べました。

 (韓国外交部の朴一〈パク・イル〉報道官)

 「(何度も)拘束せずに即時釈放・国外追放するよう要請してきたが、イスラエル側はそれを考慮の上、特別に…」

 イスラエルのこのような措置には、国際社会の世論悪化が影響しているとの見方が出ています。

 極右性向を持つイスラエルの国家治安相が、拘束された複数の国々の活動家たちを虐待し、嘲弄(ちょうろう)する動画を公開して以降、欧州連合(EU)やカナダなどがイスラエルを非難したほか、自国民が拘束されたオランダ・ベルギー・フランスなどが次々と自国に駐在するイスラエル大使を呼び出しました。

 ネタニヤフ首相は「イスラエルの価値観や規範に合わない」として、活動家たちの釈放を指示しました。

 青瓦台(韓国大統領府)は拘束について遺憾の意を表しつつも、釈放を歓迎する姿勢を示しました。

 (青瓦台の姜由楨〈カン・ユジョン〉首席報道官)

 「イスラエル側は『今回の事案により韓国とイスラエルの関係が影響を受けることなく、さらに発展することを望んでいる』と述べました」

 李在明(イ・ジェミョン)大統領が20日にした「どう見ても、今や欧州のほとんどの国が(ネタニヤフ首相に対する)逮捕状を発布し、自国に入ったら逮捕すると発表している」という発言についても「状況に対する客観的な理解の必要性を強調するという趣旨だった」と説明し、鎮静化に努めました。

 ただし、駐韓イスラエル大使館は「韓国人が乗船していた船団は人道主義的な航海ではなく、イスラエルを挑発したものだ」と述べ、拿捕は合法的だと主張しました。TV朝鮮、イ・チェヒョンがお伝えしました。

(2026年5月21日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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