裁判
ソウル中央地裁、韓国銀行に損害賠償命令…イランのメラト銀行に100億₩
イランのメラト銀行が剰余資金運用目的の口座開設を拒否されたとして韓国銀行を訴えた裁判で、メラト銀行が勝訴した。裁判所は韓国銀行に対し、メラト銀行に100億ウォン(約11億円)の損害賠償とその遅延利子の支払いを命じた。
ソウル中央地裁民事33部(裁判長、崔鍾震〈チェ・ジョンジン〉判事)は28日、メラト銀行が韓国銀行を訴えた損害賠償請求訴訟で、原告勝訴の判決を下した。
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メラト銀行は2024年12月、韓国銀行に「資金調整預金」の申請を拒否され、これに伴う利子の損失が1000億ウォン(約110億円)に達したとして損害賠償を求める訴えを起こした。
資金調整預金とは、金融機関が預金を韓国銀行への積み立てが義務づけられている支払い準備金に合わせ、残った資金を韓国銀行に基準金利よりも低金利で預けられる預金制度だ。1日単位の短期預金制度で、金融機関は預金を無期限で延期できる。
メラト銀行は2019年6月、韓国銀行に100億ウォンを預けようとしたが、韓国銀行は当時メラト銀行が米国の特別対象(SDN)に指定されたことを理由に、取引を続けた場合に米国から制裁を受ける恐れがあるとして、「信義誠実原則に基づきこれを拒否した」と主張した。
裁判長は「韓国銀行はメラト銀行に損害賠償を支払う義務がある」と判断した。裁判長は「金融機関の預金規定、取扱細則、取扱手続き、約定は停止措置の根拠にはなり得ず、停止理由や根拠規定があるとは言えない」として「停止措置は約定に伴う被告の義務不履行」と判断した。さらに「SDN指定は重大な事情変更とはみなせず、原告が被告に資金調整預金による取引を求めたことは信義誠実原則に反するとは言えない」との見方を示した。
イ・ミンギョン記者