平素から知り合いだった臨時教員にカネを渡し、娘が通っている高校の試験用紙を手に入れた50代の女が、控訴審で減刑された。

 大邱地裁刑事4部(裁判長:成基埈〈ソン・ギジュン〉部長判事)は、特殊窃盗などの容疑で起訴されたA被告(50)に対する控訴審で、懲役4年6カ月を宣告した原審判決を覆して懲役3年4カ月を言い渡した。被告からカネを受け取って学校に忍び込み、試験用紙を盗んだ臨時教員のB被告(32)も、懲役5年の原審判決から懲役4年4カ月に減刑された。追徴金3150万ウォン(現在のレートで約333万円)はそのまま維持された。

 A被告らは2023年から昨年7月4日まで11回にわたり、慶尚北道安東のある私立高校の職員室に忍び込んで試験用紙を盗み出した疑いが持たれている。この期間に、A被告はB被告に対し、犯行を手伝った見返りとして3150万ウォンを渡し、A被告の娘は高校在学中、常に「全校1位」の成績を維持した。昨年7月にA被告などが職員室に侵入した際、警備システムが誤作動して犯行が発覚した。

 裁判部は「A被告らは試験の価値を毀損(きそん)して公教育に対する信頼を揺るがし、生徒たちが公正に評価される機会を侵害した」と指摘しつつも「控訴審の裁判期間中、反省文を裁判部におよそ20回にわたって出すなど、過ちを悔いている点などを総合的に判断した」と述べた。

 これとは別に、今年1月に開かれた一審の裁判では、A被告などの犯行を手助けした行政室長のC被告(38)が特殊窃盗ほう助などの罪で懲役1年6カ月、A被告の娘D被告(18)が偽計による業務妨害の罪で懲役1年・執行猶予2年を言い渡されていた。この二人は控訴をしなかった。

イ・スンギュ記者

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