▲写真=キム・ジホ記者

 衝撃的な敗戦だ。相手が上手(うわて)だからではない。韓国の実力が恥ずかしいほど全く足りていなかったからだ。

 2026年FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)北中米大会に出場した韓国代表チームは25日のA組第3節、メキシコのモンテレイ・スタジアムで南アフリカに0-1で敗れた。南アフリカはFIFAランキング61位(6月22日現在)で、韓国(同23位)戦に出場した14人中、ヨーロッパのビッグ・リーグでプレーする選手は1人もいなかった。しかし、韓国はA組最弱とされる南アフリカからチャンス一つまともに得られず、後半18分に決勝ゴールを許してしまった。キャプテンのソン・フンミンを先発から外した洪明甫(ホン・ミョンボ)監督の「強気の一手」は結果的に「最悪の一手」となった。

 韓国はチェコ戦の勝利後、メキシコ(3勝)と南アフリカ(1勝1敗1分)に連続で敗れ、A組3位(1勝2敗)でグループリーグを終えた。48チームが出場した今回のW杯では、各グループ3位の12チームのうち8チームがベスト32に進出する。韓国はグループリーグが終了する28日まで、他のグループの試合結果を待たなければならない状況だ。 サッカー・ファンの間では「こんな実力でベスト32に進出することに何の意味があるのだろうか」と批判の声が上がっている。

 今回のW杯はいろいろと「好材料」が多かった。 まず、組分けが過去最高だった。ヨーロッパや南米の強豪をすべて避け、プレーオフを突破して出場を決めたチェコはヨーロッパ最弱チームと見なされていた。アフリカの国々の中でも最もくみしやすい南アフリカもいるということで、歓喜の声が上がった。試合日程や移動距離も有利だった。海外組が19人も参加している韓国代表チームの顔ぶれも華やかだった。FWのソン・フンミン、中盤のイ・ガンイン、DFのキム・ミンジェが中心になり、2002年韓日共催W杯以来、最高の「黄金世代」と評された。

 ところが、韓国は自ら崩れてしまった。グループリーグの3試合では終始単調な攻撃を繰り返し、南アフリカにやられた。KBS解説者のパク・チャンハ氏は「W杯史上最悪の惨敗」「南アフリカに勝つつもりがあったのか、勝利のためにどんな戦術を用意したのか、全く分からない」と語った。

モンテレイ(メキシコ)=キム・ヨンジュン記者、モンテレイ(メキシコ)=カン・ウソク記者

ホーム TOP