今月に入り、米ドルに対する韓国ウォンの為替レートはG20(主要20カ国・地域)の中で最も大幅に高くなった。今年上半期(1〜6月)はウォン安・ドル高の進行幅がトルコ・リラに次いでG20で2番目に大きかったが、今月に入って流れが急変した。

【写真】金価格、13年ぶりの大幅下落

 19日のソウル外国為替市場によると、17日の対ドル・ウォン相場は午後3時30分基準、1ドル=1478.5ウォンで取引された。5月11日(1472.4ウォン)以来、約2カ月ぶりのウォン高水準となった。先月末より70.9ウォン下落したもので、月間の下落幅で比較すると、2022年11月以来3年8カ月ぶりの大きさとなった。

 今月のウォン相場は4.27%下落し、G20の中で下落幅1位を記録した。2位の英国ポンド(マイナス1.45%)の2.9倍に達する。日本円(マイナス0.08%)や中国人民元(マイナス0.17%)など、アジアの競合国の通貨と比較してもウォン高の進行幅は際立っている。しかし、上半期のウォン相場は7.7%上昇しており、G20での通貨価値の下落率は2位だった。

 急激なウォン安ドル高の修正の背景には、米国の物価鈍化に伴う金融引き締め懸念の緩和、韓国銀行の利上げによる韓米金利差の縮小、外国人投資家による株式の純売りの鈍化、SKハイニックスの米国預託証券(ADR)上場に伴うドル流入への期待感などが挙げられる。

 ウリ銀行のエコノミスト、ミン・ギョンウォン氏は「輸出企業の換金需要が高まり、外国人投資資金が流入すれば、第4四半期の平均為替レートは1430ウォンまでウォン高が進行する可能性がある」と指摘した。

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