【コラム】海外の倉庫に眠る韓国文化財、返還を求める前にやるべきこと

2016/06/05 06:03

 今、東京の都心では朝鮮の工芸品を紹介する特別展の真っ最中。目黒区の日本民芸館で12日まで行われている「朝鮮工芸の美」展だ。清らかな白磁のつぼ、冊架図のびょうぶや膳(ぜん)、赤いトラが描かれた陶器などを見に、およそ8000人が訪れた。100年前に日本の近代工芸運動家、柳宗悦が魅了された作品だ。

 展示は、韓日協力の結実だ。民芸館設立80周年を契機として、韓国の国外所在文化財財団は、同館の韓国文化財コ..

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