壬申倭乱、国交正常化…京都に眠る韓日交流史

2016/09/11 06:05

【新刊】鄭在貞(チョン・ジェジョン)著『ソウルと京都の1万年』(乙酉文化社)

 ドイツの哲学者カール・ヤスパースは、ある仏像を京都で目にしたとき「人間存在の最も清浄な、最も円満な、最も永遠な姿の表徴」と激賞した。ところでヤスパースが見た広隆寺の宝冠弥勒菩薩(みろくぼさつ)半跏思惟(はんかしゆい)像は、韓国の国立中央博物館にある国宝第83号・金銅弥勒半跏思惟像とそっくりだ。二つの仏像は、いずれも韓半..

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