母国語では書けなかった、植民地青年の悲劇的人生

2018/04/08 05:04

【新刊】宋虎根著『再び、光の中に』(ナナム社)

 歴史小説『江華島』を昨年出版し、創作も手掛けるようになった社会学者の宋虎根(ソン・ホグン)ソウル大学教授が、2作目の長編小説を出版した。小説家の金史良(キム・サリャン)=1914-50=を通して、南北分断と6・25戦争(朝鮮戦争)にあらためて光を当てた作品だ。

 金史良に対する著者の愛情と長期間の探求で出来上がった小説なだけに、導入部は金史良への献辞で..

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