「北で44年間悲惨な暮らし、金正恩政権に賠償してほしい」 日本で初の裁判

2021/10/15 11:35

帰還事業で北朝鮮に渡ったものの脱北した川崎さんら5人が提訴 日本司法当局、米国のワームビア賠償判決に倣うもよう

▲北朝鮮政府を相手取って5億円の損害賠償請求訴訟を起こした在日朝鮮人帰還事業被害者らと支持者らが14日午前、裁判の概要を知らせる横断幕を持ち、東京地裁正門から入っていく様子。日本メディアはこの日の訴訟に大きな関心を示した。/東京=チェ・ウンギョン特派員

 「きょうの裁判は、日本の法廷史上初めて北朝鮮政府を相手にした歴史的な裁判です」

 14日午前10時、東京都千代田区の東京地裁103号室。この日の裁判は、「歴史的な裁判」であるという福田健治弁護士の弁論で始まった。在日朝鮮人帰還事業(北送事業)で北朝鮮に渡ったが脱北した川崎栄子さん(79)ら、被害者5人が北朝鮮政府を相手取って損害賠償を求める訴えを起こしてから、およそ3年を経て開かれた初の裁判だった..

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