日本の新たな「怪物投手」佐々木朗希（20）＝千葉ロッテマリーンズ＝がもう少しのところで野球史上初の2試合連続完全試合を達成するところまで行った。ところが、8回の登板を最後にマウンドから降り、大記録達成は水の泡となった。

　佐々木は17日、ZOZOマリンスタジアム（千葉県千葉市）で行われた日本プロ野球・日本ハムファイターズとのホームゲームに先発登板し、8イニングを14奪三振・無失点と完ぺきに抑えた。..

　日本の新たな「怪物投手」佐々木朗希（20）＝千葉ロッテマリーンズ＝がもう少しのところで野球史上初の2試合連続完全試合を達成するところまで行った。ところが、8回の登板を最後にマウンドから降り、大記録達成は水の泡となった。

　佐々木は17日、ZOZOマリンスタジアム（千葉県千葉市）で行われた日本プロ野球・日本ハムファイターズとのホームゲームに先発登板し、8イニングを14奪三振・無失点と完ぺきに抑えた。投球数は102球。3回を除き毎イニングで三振を奪った。

　佐々木は8回2死走者なしという状況で、ギリギリのところでファウルになる大きな打球を打たれヒヤリとしたが、それ以外は完全試合に向けて順調にピッチングを続けた。今月10日のオリックス戦で9イニング19奪三振という無失点投球により日本プロ野球史上16人目の完全試合を最年少で達成した勢いは1週間後も変わらなかった。8回で投げた最後のボールが時速163キロメートルの直球で、試合を通じて威力が衰えていなかった。

　問題は千葉ロッテ打線の沈黙だった。両チームは8回まで0－0のままで、佐々木は勝利投手の要件を満たしていなかった。9回も佐々木がマウンドに上がり、史上初の2試合連続完全試合達成に挑むかに関心が集まったが、千葉ロッテのベンチはリリーフ投手の益田直也を出した。しかし、千葉ロッテは延長10回に0－1で負けた。

　佐々木は17イニング連続パーフェクト投球を続け、今季の自責点を1.57から1.16に引き下げた。試合後の感想では、記録に恋々とせず、「無失点で投げられてうれしかった。今日の投球数は少し多かったし、フォークボールの正確さに満足できなかったのを補いたい」と反省点からまず言及した。

　千葉ロッテは人気球団とは言えないが、今シーズンは佐々木のおかげで観客が大勢集まっている。同日の試合のチケットは午前中に売り切れた。千葉ロッテのホームゲームのチケットが完売したのは2019年9月以来だ。さらに、日本の地上波チャンネルも試合を生中継した。

ヤン・ジヘ記者

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版

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