全長1キロのうち420メートル掘り進んだ福島の海底トンネル、秒読みに入った汚染水131万トン放流

2022/11/13 17:34

本紙東京特派員、工事現場に行ってみた

 11月1日、福島第一原発6号機の前は、掘削工事中の巨大なビル工事現場のようだった。原子炉と海岸線の間の地面が深さおよそ20メートルまで掘り下げられ、そこから地下空間が果てしなく100メートル以上も続いていた。工事現場には、頭から足先まで防災用のヘルメット・マスク・服・靴でしっかり身を固めた作業員が出入りしていた。東京電力の関係者は、地下空間の鉄製の支柱の間から見える直径2.6メートルのトンネル入..

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