▲2020年9月、ソウル鍾路区のソウル大学病院で医師などの医療スタッフが移動する様子/NEWSIS
胸部外科など主要科目専攻医(レジデント=臨床研修医)の1週間の平均勤務時間が100時間前後に達していることが分かった。3月14日、共に民主党のシン・ヒョンヨン議員が大韓専攻医協議会から受け取った「2022専攻医実態調査」の結果によると、全専攻医の1週間の平均勤務時間は77.7時間であることが分かった。科別には胸部外科が102.1時間と最も長く、次いで外科(90.6時間)、神経外科(90.0時間)..
続き読む
▲2020年9月、ソウル鍾路区のソウル大学病院で医師などの医療スタッフが移動する様子/NEWSIS
胸部外科など主要科目専攻医(レジデント=臨床研修医)の1週間の平均勤務時間が100時間前後に達していることが分かった。3月14日、共に民主党のシン・ヒョンヨン議員が大韓専攻医協議会から受け取った「2022専攻医実態調査」の結果によると、全専攻医の1週間の平均勤務時間は77.7時間であることが分かった。科別には胸部外科が102.1時間と最も長く、次いで外科(90.6時間)、神経外科(90.0時間)、眼科(89.1時間)の順となった。胸部外科専攻医が週平均で102時間勤務したというのは、週5日基準で1日20.4時間、週6日基準で1日17時間の割合で働いていたことになる。
【表】主な科別専攻の1週間の平均勤務時間
専攻医は週52時間制の適用を受けず、「専攻医特別法」により2017年からは1週間当たり80時間まで勤務できるようになっている。医師でありながら見習いの期間でもあるという点を考慮し、一般勤労者より長い勤務を許可したのだ。しかし、今回の調査の結果、専攻医特別法が規定した最大勤務時間規定さえ守れなかった科目が計9科に上った。胸部外科、外科、神経外科、眼科に整形外科(86.8時間)、産婦人科(84.7時間)、耳鼻咽喉科(83.1時間)などだ。ここ1年間に、4週間平均で週80時間以上働いたことがあるという回答も52%に上った。
24時間以上の連続勤務を1週間に3日以上すると答えた専攻医は16.2%だった。特に胸部外科はこの割合が42.1%に上り、5人に2人は2日に1回の割合で24時間徹夜勤務をしていることが分かった。16時間以上の連続勤務以降、少なくとも10時間の休息時間を保障するという規定もあるが、回答者の33.9%はこうした休息時間が保障されなかったと回答した。
シン・ヒョンヨン議員は「人材難により外科系の労働力に依存する構造が続き、これら超過勤務が頻繁に行われている」とし「過酷な業務環境のために人材難が再び深刻化する悪循環を断ち切るための根本的な環境改善策が必要だ」と警鐘を鳴らした。
チェ・ウンギョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com