白頭山、946年に大噴火…「北海道まで火山灰が雨のように降り注いだ」

2023/05/07 06:24

噴煙は25キロ以上も上昇し空を覆う 1702年の朝鮮王朝実録の記録には「天と地が闇、灰が一寸積もる」

 白頭山が最も大規模な噴火を起こしたのは946年だった。「千年大噴火」と呼ばれ、紀元後の記録としては世界で最も大きな噴火だったと推定されている。この時に火山灰は上空25キロ以上まで上昇し、西風に乗って日本の北海道などで雨のように降り注いだと伝えられている。日本の各地では当時飛んできた火山灰が5センチ以上積もった。この大噴火で渤海が滅亡したという見方もある。しかし渤海が滅亡したのは926年だ。ただし..

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