厳しさ増す北朝鮮の食糧事情、再び姿を見せ始めた路上生活の子どもたち

2023/06/02 10:34

恵山市に住む70代女性が数日何も食べられず遺書を残して孫と無理心中「この地で生まれたことを後悔しなければならない」

▲両江道恵山市内のある通りの市場に座りながら商人たちが売る食べ物を眺める一人のコッチェビ(左)/北朝鮮情報筋が提供

 今年2月に北朝鮮両江道恵山市で幼い孫と2人で生活する70代の女性が数日何も食べることができず、孫と共に自殺した。女性が残した遺書には「朝鮮人たちはこの地に生まれたことを後悔しなければならない」と書いてあった。現地の事情に詳しい北朝鮮筋は1日「遺書の内容に住民が動揺しないよう、保衛部はかん口令を敷いている」と伝えた。

現在北朝鮮は極度の食料難に苦しんでいる。韓国の情報機関である国家情報院は先月31日..

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