▲写真=UTOIMAGE
11月に入居予定だった大邱市内の高層マンションで、居住スペースとエレベーターの感覚があまりにも狭く、玄関のドアを開けるとエレベーターの入り口の一部がドアで隠れてしまうという欠陥が発覚して物議を醸している。施工会社はエレベーターの位置をずらして部屋のドアとの間隔を広げることを決めたが、設計から施工・検査を経て実際に入居するまでこのようなとんでもない欠陥を発見できなかったことに対し、非難が相次いでい..
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▲写真=UTOIMAGE
11月に入居予定だった大邱市内の高層マンションで、居住スペースとエレベーターの感覚があまりにも狭く、玄関のドアを開けるとエレベーターの入り口の一部がドアで隠れてしまうという欠陥が発覚して物議を醸している。施工会社はエレベーターの位置をずらして部屋のドアとの間隔を広げることを決めたが、設計から施工・検査を経て実際に入居するまでこのようなとんでもない欠陥を発見できなかったことに対し、非難が相次いでいる。予定通りの入居が不可能になった入居予定者たちは、残金の準備や引っ越しの計画に狂いが生じ、怒りをにじませている。
韓国の建設業界が4日、明らかにした。それによると、先月30日に入居開始予定だった大邱市内の高層マンションは、エレベーターの欠陥が原因で自治体から完工の承認が受けられなかった。大手建設会社が施工した49階建て、全861戸規模のこのマンションは、10月に行われた入居者による内覧会の際、全4棟のうち2棟の1号ラインにある約90戸で玄関のドアを開けるとエレベーターの入り口が一部隠れるという問題が見つかった。
これに対し、入居予定者たちは「エレベーターから降りる時、玄関のドアにぶつかって事故が起きる可能性がある」と反発した。施工会社は当初、玄関ドアが開く向きを変えようとしたが、入居予定者側と話し合い、エレベーターを設置し直すことにした。問題が起きた棟にはエレベーターが2基並んで設置されているが、2基の間隔に余裕があるため、ドアと干渉する方のエレベーターを横にずらし、各階のエレベーター入り口は玄関のドアと干渉しないよう工事をやり直すというのだ。この関係者は「エレベーターの位置をずらしても建物の構造の安全性には問題がないということを確認した」と説明した。施工会社は来年1月末までにエレベーターの移動工事を終わらせる計画だ。
入居予定者の1人は「入居日程が遅れたせいで、今すぐ賃貸住宅を探さなければならなくなり、損害が甚大だ」として「エレベーターの工事をやり直すと言っているが、安全面で問題が起きるのではないかと不安だ」と話した。
シン・スジ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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