▲アシアナ航空本社の教育訓練棟で非常脱出訓練を実施する客室乗務員たち。2022年2月撮影。/ナム・ガンホ記者
飛行機に乗る際、機内でリラックスするためにレギンスを履いて搭乗する乗客が多いが、レギンスを履いていると危険な場合があるとして専門家が注意を呼び掛けた。
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米紙ニューヨーク・ポストなど海外メディアが最近報じた。それによると、複数の航空専門家が「機内ではレギンスを履かないように」と呼び掛けているという。
米国の航空安全専門家クリスティン・ネグ..
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▲アシアナ航空本社の教育訓練棟で非常脱出訓練を実施する客室乗務員たち。2022年2月撮影。/ナム・ガンホ記者
飛行機に乗る際、機内でリラックスするためにレギンスを履いて搭乗する乗客が多いが、レギンスを履いていると危険な場合があるとして専門家が注意を呼び掛けた。
【写真】レギンス姿の韓国女優クララ 鍛え抜かれた美ボディ披露
米紙ニューヨーク・ポストなど海外メディアが最近報じた。それによると、複数の航空専門家が「機内ではレギンスを履かないように」と呼び掛けているという。
米国の航空安全専門家クリスティン・ネグロニ氏は「火災のような航空事故が発生した場合に備え、機内ではレギンスを履かないでほしい」として「火災発生時には体にぴったりフィットする伸縮性のズボンが皮膚の上で溶けて重いやけどを負う可能性がある」と指摘した。
ほとんどのレギンスは石油などを原料にした合成繊維でできており、火災に弱いというのが専門家らの説明だ。
また、レギンスのように体に密着する衣類を身に着けて長時間同じ姿勢で座っていると、静脈瘤ができると警鐘を鳴らす専門家もいる。
血管外科医のピーター・J.パパス博士は「体にぴったりと密着する服を着ていると、コンパートメント症候群(筋区画症候群)や感覚異常性大腿痛などの疾患が発生する可能性がある」「感覚のまひやチクチク感、脚のひどい痛みなどを誘発する恐れがある」と指摘した。
また、安全のために靴の種類にも注意すべきだと専門家はアドバイスした。
アメリカン航空の客室乗務員アンドレア・パシュバフさんは「安全上の理由でハイヒールやスリッパ、ビーチサンダルなどはお勧めしない。特に、スライドで脱出するような緊急事態の時にはハイヒールを履いているとスライドに穴が開いてしまうため、必ず脱いでほしい」と呼び掛けた。
航空安全専門家のネグロニ氏は「ほとんどの航空会社は規定に定めてはいないが、離着陸の際には靴を履いていた方がよい」とした上で「脱出しなければならない状況になったとき、地面が非常に熱い場合や冷たい場合がある上、油に覆われて火が燃え広がる恐れもある。裸足でトウモロコシ畑に落ちたくはないはずだ」と指摘した。
キム・ジャア記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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