▲写真=UTOIMAGE
ロシア・モスクワ近くの武器庫で大規模な爆発が発生した。爆発はウクライナ側の攻撃によるものではなく、爆発物取り扱い時の不注意によって発生したとみられる。BBCなどが22日、報じた。
【写真】ロシアの武器庫から炎と煙が上がる様子
報道によると、ロシア国防省は、ウラジーミル州キルジャチ地区にあるロシア軍のミサイル・砲兵総局傘下の第51武器庫で大規模な爆発が発生したと発表した。ロシア国営タス通信によると、..
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▲写真=UTOIMAGE
ロシア・モスクワ近くの武器庫で大規模な爆発が発生した。爆発はウクライナ側の攻撃によるものではなく、爆発物取り扱い時の不注意によって発生したとみられる。BBCなどが22日、報じた。
【写真】ロシアの武器庫から炎と煙が上がる様子
報道によると、ロシア国防省は、ウラジーミル州キルジャチ地区にあるロシア軍のミサイル・砲兵総局傘下の第51武器庫で大規模な爆発が発生したと発表した。ロシア国営タス通信によると、この事故で4人が負傷したが、死者は出ていないという。ロシア国防省は「ウラジーミル地方の軍部隊の敷地内で発生した火災により、倉庫に保管されていた弾薬が爆発した」「爆発物を取り扱う際の安全要件違反が火災の原因」と明らかにした。この事故で、キルジャチ地区には非常事態が宣言され、付近の村の住民たちは非難した。ロシア非常事態省は、村民たちが軍部隊1カ所と七つの村に避難したと説明した。
ロシアとウクライナのメディアは、爆発現場で撮影された映像や写真を公開した。映像には数十メートルの高さまで火柱やきのこ雲が噴き上がる様子が映っている。現地メディアは、爆発によって周辺の村にも被害が発生したと報じた。2次爆発があったとの情報もある。住民の1人は、武器庫から発射された砲弾が隣家に落ちるのを目撃したと証言した。タス通信は、この砲弾は爆発しておらず、当時この家には居住者がいなかったと報じた。
この武器庫はモスクワの北東約130キロの場所にある。砲弾、多連装ロケット砲、防空関連の装備品、短距離弾道ミサイルなど10万トン以上の弾薬を保管するロシア軍の重要な弾薬保管施設だ。ロシア軍に在来式武器を供給する主要な軍需施設であり、軍の作戦遂行に重要な役割を果たしている。ウクライナ側は、この施設がロシア最大規模の武器庫の一つだと明らかにした。
ウラジーミル州のアレクサンダー・アブデイェフ知事は、爆発に関する非公式の情報を流した場合は処罰すると警告した。国防省は事故調査のための特別委員会を設置した。国防省は「調査の結果に基づいて責任者を処罰する」と明らかにした。ウクライナ政府は今回の爆発事故について公式の立場を表明していない。
この武器庫では2022年6月22日にも荷下ろし作業中に弾薬が爆発し、軍人3人と民間の専門家1人が死亡、1人が重傷を負った。
イ・ヘジン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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