▲ソウル・汝矣島でアメリカーノを飲む会社員たち。9日撮影。／聯合ニュース

　昨年の韓国のコーヒー輸入額が2兆ウォン（2100億円）に迫ったことが分かった。金額では前年比で11％増加し、重量では5％増加した。昨年末、韓国は世界最大のコーヒー専門店スターバックスの「3大市場」入りを果たした。韓国の店舗数が日本を追い抜き、米国、中国に次いで3位になったのだ。

【写真】「北朝鮮が見える」…韓国側展望台にオープンしたスターバックス

　韓国が「コーヒー共和国」になったことは、韓国疾病管..

▲ソウル・汝矣島でアメリカーノを飲む会社員たち。9日撮影。／聯合ニュース

　昨年の韓国のコーヒー輸入額が2兆ウォン（2100億円）に迫ったことが分かった。金額では前年比で11％増加し、重量では5％増加した。昨年末、韓国は世界最大のコーヒー専門店スターバックスの「3大市場」入りを果たした。韓国の店舗数が日本を追い抜き、米国、中国に次いで3位になったのだ。

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　韓国が「コーヒー共和国」になったことは、韓国疾病管理庁の発表でも確認された。疾病管理庁は毎年、およそ1万人を対象に実施する国民健康栄養調査を基に「最近5年間（今回は2019－23）の国民の飲料摂取現況」を発表しているが、最もよく飲んだ飲み物はアメリカーノなどの無糖コーヒーだった。2023年の時点で韓国国民の1日平均の飲料摂取量は274.6グラムで、5年間で20％増加した。無糖コーヒーの摂取量は112.1グラムで、韓国国民が飲む飲料10杯のうち4杯に達する。無糖コーヒーの摂取量は2019年に比べ28.2グラム増加した。

　無糖コーヒーの次によく飲まれているのは炭酸飲料（48.9グラム）だった。炭酸飲料を最も多く飲む年齢層は10－18歳で、この年齢層は飲料からの糖の摂取量も最も多かった。ただし、炭酸飲料は種類によって過去5年間の摂取量の変化が異なった。低カロリーの炭酸飲料は摂取量が17.8グラム増えた一方で、糖が含まれる炭酸飲料は摂取量が8.8グラム減った。健康を意識する消費者たちが炭酸飲料を敬遠する現象が起きたことで、飲料メーカーが相次いで低カロリー・低糖質飲料を発売した結果とみられる。疾病管理庁は「飲料の摂取量が増加傾向にある一方で、飲料からの糖の摂取量は1グラム減少した」と明らかにした。

　飲料の摂取量は男性（300グラム）の方が女性（247.2グラム）より多いことが分かった。最も多く飲料を摂取している年齢層は30代（415.3グラム）で、1日に平均2杯以上（1杯＝200ミリリットル基準）を飲んでいた。次いで20代、40代の順だった。池栄美（チ・ヨンミ）疾病管理庁長は「水分摂取のためには飲料の代わりに水を十分に飲むことを勧める」と述べた。

ソク・ナムジュン記者

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版

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