「胃がんの危険因子ヘリコバクター菌がアミロイドの形成を防ぐ」 アルツハイマー病・パーキンソン病・2型糖尿病予防の可能性

2025/06/22 09:05

細菌のタンパク質がタンパク質の異常凝集を抑制

▲写真=UTOIMAGE

 病気の原因とされた細菌が薬にもなるという研究結果が公表された。胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因として有名な細菌「ヘリコバクター・ピロリ菌」がアルツハイマー病、パーキンソン病、2型糖尿病を防ぐ可能性が確認されたのだ。

 スウェーデンのカロリンスカ研究所など国際的な研究チームは12日、「ヘリコバクター菌が分泌するタンパク質『CagA』がアミロイドの形成を防ぐことを発見した」と発表した。この研究結果は同日、国..

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