▲写真=UTOIMAGE
【NEWSIS】草むしり中に皮膚に寄生虫が入り込み、手に多発性の水ぶくれができたというタイの女性のエピソードが話題になっている。
シンガポール・メディア「マストシェアニュース」が14日(現地時間)、報じた。それによると、先ごろタイのある女性が一日中屋外で除草作業をしたところ、夕方から激しいかゆみに襲われ、翌日になると手にびっしりと水ぶくれができていたという。
【写真】水ぶくれだらけになった女性の手
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▲写真=UTOIMAGE
【NEWSIS】草むしり中に皮膚に寄生虫が入り込み、手に多発性の水ぶくれができたというタイの女性のエピソードが話題になっている。
シンガポール・メディア「マストシェアニュース」が14日(現地時間)、報じた。それによると、先ごろタイのある女性が一日中屋外で除草作業をしたところ、夕方から激しいかゆみに襲われ、翌日になると手にびっしりと水ぶくれができていたという。
【写真】水ぶくれだらけになった女性の手
▲除草作業中に皮膚に寄生虫が入り込み、びっしりと水ぶくれができた女性の手。(写真=フェイスブックより)
女性は病院で診察を受けたところ「皮膚幼虫移行症(CLM)」と診断された。この疾患は、犬や猫などの小腸に寄生する鉤虫(こうちゅう)の卵が排せつ物と共に排せつされ、土や砂の中でふ化して幼虫となって人間の皮膚に入り込むことで発生する。
幼虫が皮膚の中で移動し、ヘビのような赤い発疹が現れて激しいかゆみを誘発。幼虫は人間の体内では成虫になることができないため、一般的には2-8週間で自然に治るが、二次感染の予防や症状の早期緩和のために治療を受けるケースが多い。
スラナリー工科大学寄生虫疾病研究センターのナトゥカパッ・ラタナピトゥル博士は「CLMは主にブラジル鉤虫やイヌ鉤虫の幼虫が原因」だとした上で「汚染された土や砂の上を裸足で歩いたり、肌を露出した状態で座ったり寝転がったりすると、幼虫が皮膚の中に入り込む可能性がある」と説明した。
さらに「この疾患は熱帯地方で、特に子どもや農業従事者に多くみられる」として「皮膚に多発性の水ぶくれができたら、早い段階で病院を訪れて適切な診断と治療を受けてほしい」と呼び掛けた。
イ・ソウォン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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