早朝の日雇い労働者市場で見た絶望【朝鮮日報コラム】

2025/06/29 11:35

 日雇い労働者の派遣事務所が密集するソウル市の南九老駅周辺では、毎日明け方になると希望が絶望に変わる。今月11日もそうだった。夜明け前に集まった数百人の中国朝鮮族の間を、派遣事務所のスタッフが日給額を叫びながら通っていった。「11万ウォン(約1万1700円)」「13万ウォン(約1万3800円)」…。若い人から順に選ばれてその場を出ていった。最近、建設業界の景気悪化によって日雇い労働者の仕事が減少し..

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