▲イラスト=UTOIMAGE
中国・上海のランドマーク、東方明珠電視塔(上海テレビタワー)の高さ259メートル地点にある展望台で、ガラスの床にひびが入ったことが分かった。
タワン新聞など現地メディアが6月26日、報じた。それによると、事故はSNS(交流サイト)に「上海の東方明珠のガラスに亀裂が入った。天候があまりにもひどい」という書き込みと動画が同日にアップされたことで広く知れ渡った。動画には、東方明珠電視塔の展望台の床で、..
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▲イラスト=UTOIMAGE
中国・上海のランドマーク、東方明珠電視塔(上海テレビタワー)の高さ259メートル地点にある展望台で、ガラスの床にひびが入ったことが分かった。
タワン新聞など現地メディアが6月26日、報じた。それによると、事故はSNS(交流サイト)に「上海の東方明珠のガラスに亀裂が入った。天候があまりにもひどい」という書き込みと動画が同日にアップされたことで広く知れ渡った。動画には、東方明珠電視塔の展望台の床で、ガラス1枚に全体的に細かな亀裂が入っている様子が収められている。動画の中では、展望台のガラス窓の向こうに上海市内の高層ビル群が見えている。動画の撮影者は「さっきまで私はまさにあそこ(ガラス部分)に足を乗せていたのですが、突然『ボンッ』と爆発音がしてガラスが割れました。怖くて死ぬかと思いました」と話した。
【写真】展望台のガラス床にひびが入った様子
現地の各メディアは事故発生地点について、地上から259メートルの高さに位置するスカイウォーキング展望台と推定されると報じた。この展望台は東方明珠電子塔の2番目の球体に設置されたスカイウォークで、360度全面がガラス張りになっている。米国デュポン社製のガラス接着剤で接合した5層の強化ガラスでできており、一般の強化ガラスに比べ100倍の強度を誇る。展望台のガラス床は設計荷重が1平方メートル当たり800キログラムだという。
東方明珠電視塔の関係者は6月25日午前に発生したこの事故について、中間層のガラスに亀裂が入ったとした上で、それ以外の層のガラスは損傷していないため構造的な安全性には問題がないと明らかにした。また、東方明珠電視塔側は「直ちに応急処置を施し、現在は安全だ」と説明したが、事故原因など詳しい内容は明らかにしなかった。
イ・ヘジン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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