▲写真=UTOIMAGE
東海と西海で漂流し韓国側に救助された北朝鮮住民6人を韓国政府は9日、東海側から北朝鮮に送還した。6人は北朝鮮に妻や子供などを持つ30-40代の家長たちで、国連軍司令部も6人と直接面会し、北朝鮮に戻りたい意向を確認したという。
【写真】乗ってきた木造船で送還された北朝鮮住民たち
一連の措置後に韓国政府は国連軍司令部を通じて北朝鮮に送還計画を伝え、6人が乗ってきた木造船を使って北朝鮮に送り返した。その..
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東海と西海で漂流し韓国側に救助された北朝鮮住民6人を韓国政府は9日、東海側から北朝鮮に送還した。6人は北朝鮮に妻や子供などを持つ30-40代の家長たちで、国連軍司令部も6人と直接面会し、北朝鮮に戻りたい意向を確認したという。
【写真】乗ってきた木造船で送還された北朝鮮住民たち
一連の措置後に韓国政府は国連軍司令部を通じて北朝鮮に送還計画を伝え、6人が乗ってきた木造船を使って北朝鮮に送り返した。その過程で韓国政府と北朝鮮政府による直接の交渉や話し合いなどは行われなかったという。
今回送還された北朝鮮住民6人のうち2人は今年3月7日に西海で、4人は5月27日に東海で北方限界線(NLL)を越えて漂流中に救助された。西海で救助された船舶はエンジンが故障し運航できなかったため、今回は6人全員を東海で救助された木造船に乗せて北朝鮮に送り返した。韓国政府当局者は「9日午前8時56分に木造船は北方限界線を越え、9時24分に北朝鮮漁船と北朝鮮住民らが乗った木造船が落ち合い、北朝鮮側に移動した」「送還の際には北朝鮮警備艇もその地点に待機していたが、木造船は自力で戻った」と明らかにした。
今回の送還計画は南北の連絡窓口ではなく国連軍司令部を通じて北朝鮮側に伝えられた。北朝鮮は南北関係を「敵対的2国間関係」と定め、その後は南北の連絡窓口を一方的に閉鎖したが、国連軍司令部とは連絡できる状態を維持している。上記の韓国政府関係者は「6人の意思に基づき安全かつ迅速に送還しようとしたが、南北関係の悪化や北朝鮮が呼びかけに応じないことなどから以前よりも時間がかかった」とコメントした。
キム・ミンソ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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