気象観測が始まって以来、歴代最高レベルの厳しい暑さが全国的に続いている中、外出時に使用する、いわゆる「生存アイテム」として日傘が推奨されている。日傘をさすと、体感温度を最大で10度下げることができるという。
気象庁が9日発表したところによると、前日ソウルの日中の気温が37度を上回り、1907年に気象観測が始まって以来、最高を記録した。熱中症患者も急増しており、特に今年は暑さが早く始まったことから..
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気象観測が始まって以来、歴代最高レベルの厳しい暑さが全国的に続いている中、外出時に使用する、いわゆる「生存アイテム」として日傘が推奨されている。日傘をさすと、体感温度を最大で10度下げることができるという。
気象庁が9日発表したところによると、前日ソウルの日中の気温が37度を上回り、1907年に気象観測が始まって以来、最高を記録した。熱中症患者も急増しており、特に今年は暑さが早く始まったことから、6月末から現在まで、毎日数十人の患者が発生しているという状況だ。5月15日から7月7日にかけて961人の熱中症患者が発生し、死者数は累計7人だ。前年同期(患者478人、死者3人)に比べ、およそ2倍に増えている。
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厳しい暑さが当分続くものとみられ、強い日差しを最大限避ける方法として、日傘が注目されている。これに先立ち、首都圏気象庁は7日、ソウル市教育庁と京畿道教育庁に対し、「子どもたちが下校するとき、日傘を使わせてほしい」という内容の公文を送付した。また、大邱市は市民の健康保護のため「日傘使用キャンペーン」をスタートした。
日傘が猛暑の被害予防に非常に役立つということは、すでにさまざまな研究結果を通じて知られている。ソウル研究院が2018年に発表した資料によると、外出時に日傘をさすと、体感温度が最大で10度低くなるという。日本の環境省が実施した実験でも、日傘をさして15分歩くと、帽子をかぶったときに比べ、発汗量が20%近くほど減少した。
日傘を選ぶとき、外側は日差しを反射する白系、内側は地面からの照り返しを吸収する黒系を選ぶのが望ましい、と専門家たちはアドバイスしている。最近では局地的大雨がひんぱんに降るなど、気まぐれな天気が増えていることから、晴雨兼用の傘を利用してもよい。
朝鮮日報日本語版
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