▲イラスト=UTOIMAGE
国際数学オリンピック(IMO)で、脳性まひを克服した中国の高校生がチームを1位に導いて話題になっている。国際数学オリンピックは全世界の数学の英才たちが実力を競う大会だ。
【写真】中国代表の徐祺銘さん
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が22日、報じた。それによると、今月10-20日にオーストラリア・サンシャインコーストで開催された第66回国際数学オリンピックで、中国の武漢経開外国..
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▲イラスト=UTOIMAGE
国際数学オリンピック(IMO)で、脳性まひを克服した中国の高校生がチームを1位に導いて話題になっている。国際数学オリンピックは全世界の数学の英才たちが実力を競う大会だ。
【写真】中国代表の徐祺銘さん
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が22日、報じた。それによると、今月10-20日にオーストラリア・サンシャインコーストで開催された第66回国際数学オリンピックで、中国の武漢経開外国語学校高等部2年生・徐祺銘さんを含む中国代表が1位となった。
徐祺銘さんは生まれた時の低酸素脳症により脳性まひを患った。体の動きやバランス感覚などに制約があるにもかかわらず、今大会で素晴らしい成績を挙げたのだ。
中国代表のコーチは「徐祺銘さんは健康問題に関していかなる特別待遇も受けなかった」として「他の生徒たちと同様に、4時間半ずつ二日間にわたって全ての問題を解いた」と説明した。
数学オリンピックでは代数・組み合わせ論・幾何・整数論分野の六つの問題が出題され、一日に4時間30分ずつ二日間にわたって実施された。中国代表の6人は1-5番の問題で全員が満点(35点)を獲得。最も難しかった6番の問題では、中国代表は計21点を獲得し、2位の米国(9点)を大きく引き離した。韓国は今年、総合3位に入った。
中国代表の6人は全員が金メダルを首に掛けた。金・銀・銅メダルの合格ラインはそれぞれ35点、28点、19点だった。今大会には110カ国・地域から630人が参加し、個人別の成績で徐祺銘さんは36点を獲得して12位に入った。
国際数学オリンピックは1959年にルーマニアで第1回大会が開催され、世界各地を巡回しながら毎年行われている。来年は中国・上海で開催される予定だ。中国では毎年、全国から選ばれた数学オリンピック参加候補者30人の中から、最終的に6人の代表が選抜される。
チョン・ドゥヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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