▲イラスト=UTOIMAGE
ブラジルで、少女の行方不明事件を取材するために川に入った記者が、川底にある異物を踏み、それが少女の遺体だったことが分かった。
米紙ニューヨーク・ポストなどが23日、報じた。それによると、先月ブラジル北東部マラニョン州バカバル地域を流れるメアリム川で、13歳のライスサさんが友人たちと水遊びをしていたところ、急流に飲み込まれて行方が分からなくなった。救助隊が捜索したが、水が濁っている上に流れが速く、..
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▲イラスト=UTOIMAGE
ブラジルで、少女の行方不明事件を取材するために川に入った記者が、川底にある異物を踏み、それが少女の遺体だったことが分かった。
米紙ニューヨーク・ポストなどが23日、報じた。それによると、先月ブラジル北東部マラニョン州バカバル地域を流れるメアリム川で、13歳のライスサさんが友人たちと水遊びをしていたところ、急流に飲み込まれて行方が分からなくなった。救助隊が捜索したが、水が濁っている上に流れが速く、少女を見つけることができなかった。
【写真】行方不明事件を取材していたブラジルの記者が川底にある何かを踏んで驚く様子
一方、地元テレビ局所属のレニルド・フラザオ記者は6月30日、少女が行方不明になった地点を訪れた。フラザオ記者は少女が行方不明になった場所の水深や川底の地形を説明するために、自ら川の中に入っていった。
フラザオ記者がカメラに向かって「水深は深いです」と話しながら一歩ずつ進んでいくと、川の水が胸まで到達する地点で困惑した表情を浮かべると、ぴょんと飛び上がった。その後、浅い場所に移動した記者は、恐怖におののいたような表情で「川底に何かあった。少女だったのだろうか」「感触は柔らかく、人の腕のようだった。魚の可能性もあるし、よく分からない」と言って撮影を中断した。
フラザオ記者の撮影チームはすぐに消防当局に状況を伝えた。救助隊は、記者が伝えた位置の周囲で捜索を再開し、その近くで行方不明の少女の遺体を発見した。
少女の死因は溺死と確認され、外部の損傷はなかった。遺族は少女の遺体が見つかった日に葬儀を執り行った。
フラザオ記者は今回の事件に関連し、公式の立場を表明していない。同記者が所属するテレビ局は「現場にいた関係当局の支援の下で、決められた手順に基づいて取材していた」と説明した。
チェ・ヘスン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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