▲イラスト=UTOIMAGE
ロシアに派兵された北朝鮮軍内部で同性愛が広がっているという、ロシア捕虜の証言が出た。
【写真】抱き合う北朝鮮兵2人がキスしているように見える映像
6日にTCHなどウクライナ現地メディアが伝えたところによると、ウクライナの報道関係者で軍人のユーリー・プツソフが同日、ロシア捕虜の尋問動画を公開した。ただし、この捕虜の名前や年齢、所属部隊など身元情報は公開されなかった。
尋問動画で捕虜は、北朝鮮軍が同性..
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▲イラスト=UTOIMAGE
ロシアに派兵された北朝鮮軍内部で同性愛が広がっているという、ロシア捕虜の証言が出た。
【写真】抱き合う北朝鮮兵2人がキスしているように見える映像
6日にTCHなどウクライナ現地メディアが伝えたところによると、ウクライナの報道関係者で軍人のユーリー・プツソフが同日、ロシア捕虜の尋問動画を公開した。ただし、この捕虜の名前や年齢、所属部隊など身元情報は公開されなかった。
尋問動画で捕虜は、北朝鮮軍が同性間の関係をはばかることなく露骨にやっている、と語った。捕虜は「われわれが食堂で並んで待っていたところ、二人の北朝鮮軍人が手を繋いで歩いてきた」「そして別れる前に口付けした」と語った。さらに「本当に唇でキスした」と強調し、「最初は男と女だと思っていたほど」と付け加えた。
この捕虜は、北朝鮮軍がロシア軍の物品を盗み、暴行まではたらいたと主張した。捕虜は「一度は北朝鮮の兵士たちがいきなり塹壕(ざんごう)にやって来て、ある兵士を殴ってノートパソコンを奪って逃げた」「でも、われわれの目にはみんな全く同じに見えるので、誰がそうしたのか調べるのは難しかった。もちろん彼らも、われわれがみんなそっくりだと思うだろう」と語った。
北朝鮮軍内部の同性愛は、北朝鮮軍出身の脱北者の証言を通しても知られている。ただし「同性愛」という概念がないので、これを明確に認識したり区分したりできないまま、行為だけが存在するケースが多いという。一部の脱北者は、これを長期服務による性的抑圧の一種、と説明する。
平壌で軍隊に服務したある脱北者は、昨年10月に公開されたBBCコリアのインタビューで「軍隊に若い友だちが入ってきたらかわいいじゃないか。そしたら抱き締めて肩を組んで、体をもんで、そうする」「単に女性がいないので、ちょっときれいに見える男の子が入ってきたら女性というフレームをかぶせて欲求を解消する」と語った。さらに「けれどそれは、その人の性的アイデンティティがおかしいからではなく、女性がいない場所で10年間も我慢するからそうなるのであって、その人がその男性を好きというわけではない」「だから全くおかしくないと思っている」と指摘した。
この脱北者は「北朝鮮を見る際、韓国式の思考方式では絶対に理解できないだろう」とし、「北朝鮮は北朝鮮だけの視角で見てこそすぐに理解できる。同性愛という感覚は全くない。常識にもない」「そういう人々が存在することもあり得る、自ら認識している北朝鮮人は本当にほとんどいないだろう」と説明した。
実際に2015年、北朝鮮の男性軍人二人が白昼、抱擁して口付けしているような場面が韓国側の防犯カメラに捕捉されたこともある。これを巡って、世界北朝鮮研究センターのアン・チャンイル所長は「服装から見て軍官(将校)と推定される」「10年以上も軍服務をして外に出られず、女性との接触がないので、軍隊内で同性愛類似の性行為を行って解放区を探す」と語った。
パク・ソンミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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