▲共に民主・鄭清来(チョン・チョンレ)代表 /NEWSIS
第1次トランプ政権でデンマーク駐在大使を務めたカーラ・サンズ氏が先日米国の政治ウェブサイトで「李在明(イ・ジェミョン)大統領は北朝鮮の潜在的な攻撃に備えるよりも経済的な支援に集中するようだが、中国の側ではなく米国の側に立つかは確信を持てない」「米国と中国の二股戦略を取っており、これは韓国国民にとってリスクの高いゲームだ。トランプ大統領を『利用できる』と考える非常に危険な過ちを犯すかもしれない」と..
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▲共に民主・鄭清来(チョン・チョンレ)代表 /NEWSIS
第1次トランプ政権でデンマーク駐在大使を務めたカーラ・サンズ氏が先日米国の政治ウェブサイトで「李在明(イ・ジェミョン)大統領は北朝鮮の潜在的な攻撃に備えるよりも経済的な支援に集中するようだが、中国の側ではなく米国の側に立つかは確信を持てない」「米国と中国の二股戦略を取っており、これは韓国国民にとってリスクの高いゲームだ。トランプ大統領を『利用できる』と考える非常に危険な過ちを犯すかもしれない」と警告した。サンズ氏は現在「米国第一政策研究所(AFPI)」でエネルギー政策や環境政策担当のサブチェアマンを務めている。AFPIはワシントンで韓国政府高官らが最もよく訪れる親トランプの保守系シンクタンクの一つで、第2次トランプ政権では多くの政府高官を輩出している。
【写真】第1次トランプ政権で駐デンマーク米国大使を務めたカーラ・サンズ氏
李在明大統領とトランプ大統領による初めての首脳会談を前に、サンズ氏は今月18日に保守系のニュースサイト「デーリー・コーラー」にバート・マルコイス元米エネルギー省次官補代行と共同で投稿し、上記の考えを示した。サンズ氏は「李在明大統領の米中二股戦略は成功していない」「権力を維持するため(中国などと協力し)抑圧の仕組みを作るのか、あるいは韓国国民の生活改善に向け努力するのか決断を下すべきだ」と訴えた。その上でサンズ氏は「李在明大統領が中国・北朝鮮寄りの政策を今後も維持すれば、韓国人は米国の繁栄を横目で見ながら左翼的な政策に押しつぶされ経済の崩壊に直面するだろう」「李在明大統領はワシントン(米国)とソウル(韓国)の親密さを維持する政策を支持すべきだ」と主張した。
サンズ氏は2日に選出された与党・共に民主党の鄭清来(チョン・チョンレ)代表について「1989年に米国大使公邸に乱入し爆弾を爆発させた容疑で有罪判決を受け、懲役4年が宣告された」「それ以前にも北朝鮮の自力更生思想である主体思想を支持するビラを配布した容疑で逮捕されたこともある」と指摘した。84年に建国大学に入学した鄭清来代表は89年に別の大学生5人と共謀して公邸に乱入し放火未遂事件を起こしたが、後に検挙され懲役2年資格停止2年を宣告された。影響で2013年の在外公館に対する国会国政監査の際には米国ビザが発給されなかった。サンズ氏は「鄭清来代表はオバマ政権でさえ入国を拒否するほどの極左で、2000年代前半に李在明大統領と共に政治活動を行った人物だ」と説明した。
サンズ氏は25日に予定されている韓米首脳会談について「先月締結された大規模な貿易協定の詳細について調整し、韓米両軍の費用分担を決め、中国の影響力に対抗する最善の方策を模索することになる」とした上で「トランプ大統領は首脳会談で両国の民間企業が強みを発揮できる未来ビジョンを提示するだろう」「李在明大統領と国会は韓米両国の親密な関係を維持する政策を支持すべきだ。トランプ大統領は李在明大統領に絶好のチャンスを与えようとしており、李在明大統領は今こそ選択すべきだ」と訴えた。サンズ氏は同時に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の拘禁や負傷、トランプ大統領が第1次政権で任命した韓国系のモース・タン元国務省国際刑事司法大使に対する韓国政府の対応を「ミス」と指摘し「トランプ大統領がそのミスに注目する可能性が高い」と警告した。
ワシントン=金隠仲(キム・ウンジュン)特派員
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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