▲写真=UTOIMAGE
中国の一部観光地が、観光客による写真撮影の時間を1分以内に制限するルールを導入した。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が4日、報じた。それによると、中国・江西省の婺源県にある観光地「篁岭」は先月から、写真撮影について「1分制限」を設けている。ここは美しい風景と歴史的な建物、伝統的な農業活動などが見られる場所で、最近インターネット上で話題になって人気スポットに浮上したという。
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▲写真=UTOIMAGE
中国の一部観光地が、観光客による写真撮影の時間を1分以内に制限するルールを導入した。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が4日、報じた。それによると、中国・江西省の婺源県にある観光地「篁岭」は先月から、写真撮影について「1分制限」を設けている。ここは美しい風景と歴史的な建物、伝統的な農業活動などが見られる場所で、最近インターネット上で話題になって人気スポットに浮上したという。
【写真】白頭山の天池で自撮りをする中国人団体観光客
観光客が写真スポットに立つと、タイマーを持った職員が計測を開始し、正確に1分を計る。時間が来ると職員は「次の方のために場所を譲ってください」と声をかけて観光客を移動させる。
この観光地の関係者は「最近、人気が高まったことで、1カ所を長時間占有するケースが増えた」として「秩序を保つためにこのようなルールを導入した」と説明した。その上で「観光客が少ないときは制限しない」とも話した。
このルールは意外にも、観光客の間で好意的に受け止められている。ある利用客は「職員は時間を計ってはいるものの、その他にも写真を撮ってくれたりポーズを提案してくれたりするので、本当にいい経験になった」と話した。他の利用客も「全国の全ての観光地でこのような時間制限ルールを施行すべき」と語った。
このルールはネット上でも大きな話題になった。ネットユーザーらは「このように状況を管理することが重要だ。長い間1人がフォトスポットを独占するのはあまりにも配慮が足りない」「このような厳しい制限は弱者や障害者にとっては合わないかもしれない」などさまざまな反応を見せた。
SCMPは、中国の他の観光地でも類似のルールが導入されていると紹介した。山東省煙台に近い竜爪山公園内の名所、大黒山島では昨年から、写真撮影の時間を30秒までと制限している。公園管理者のチャン・グォインさんは「多数の観光客の要求を考慮し、この息をのむような美しい自然景観を撮影するチャンスを一人も逃すことのないよう、ルールを策定した」と説明した。
キム・ガヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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