▲イラスト=UTOIMAGE
韓国の睡眠障害患者はここ4年で26%増加し、昨年は130万人を突破した。睡眠障害とは不眠症、睡眠時の呼吸障害、過眠症など、睡眠と関連する疾患全般をいう。
健康保険審査評価院が12日に国会保健福祉委員会の南仁順(ナム・インスン)議員(共に民主党)に提出した資料によると、昨年睡眠障害で健康保険の適用を受けた患者数は130万8383人だった。患者数が100万人を超えたのは2020年だが、それから4年で..
続き読む
▲イラスト=UTOIMAGE
韓国の睡眠障害患者はここ4年で26%増加し、昨年は130万人を突破した。睡眠障害とは不眠症、睡眠時の呼吸障害、過眠症など、睡眠と関連する疾患全般をいう。
健康保険審査評価院が12日に国会保健福祉委員会の南仁順(ナム・インスン)議員(共に民主党)に提出した資料によると、昨年睡眠障害で健康保険の適用を受けた患者数は130万8383人だった。患者数が100万人を超えたのは2020年だが、それから4年で26%増加したことになる。ストレスの増加や社会の高齢化などで睡眠障害患者は今も増加傾向にある。睡眠障害は人口の約20%が経験するなどすでに一般化しているが、適切な治療を怠ると症状がさらにひどくなり、心筋梗塞や脳卒中などを誘発する恐れもある。
【写真】仮眠から目覚めたら枕元にヒグマが
昨年の睡眠障害患者を性別、年齢別に詳しく見ると、60代女性(約18万人)が最も多く、次いで50代女性(約14万人)、70代女性(約13万人)の順となり、60代男性(約12万人)、50代男性(約10万人)、70代男性(約9万人)がその後に続いた。
世界的にも睡眠障害は年齢が高いほど、また男性よりも女性の方が多い傾向にある。年齢が高くなると睡眠誘導ホルモンのメラトニンの分泌が減少する。またこの年代に多い退職や配偶者との死別といった社会的要因も睡眠障害の原因とされている。盆唐ソウル大学病院のユン・チャンホ教授によると、女性は閉経後のホルモンの変化が大きいため、深く眠れずたびたび目が覚める傾向にあるという。昨年米ハーバード大学、スタンフォード大学、英サウサンプトン大学の研究チームは「不眠症を経験する割合は女性の方が男性よりも約60%多い」との研究結果を公表した。
クァク・レゴン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com