▲イラスト=UTOIMAGE
イタリアの有名モデルが別れ話をしたところ、交際相手に20回以上も刃物で刺されて死亡する事件が発生した。
現地紙「Il Giorno(イル・ジョルノ)」によると、パメラ・ジェニーニさん(29)は14日夜、ミラノにある自宅アパートのバルコニーで交際相手ジャンルカ・ソンシン被告(52)に殺害されたとのことだ。
【写真】ハイファッションモデルのパメラ・ジェニーニさん(29)
「助けて! 助けて!」と切迫し..
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▲イラスト=UTOIMAGE
イタリアの有名モデルが別れ話をしたところ、交際相手に20回以上も刃物で刺されて死亡する事件が発生した。
現地紙「Il Giorno(イル・ジョルノ)」によると、パメラ・ジェニーニさん(29)は14日夜、ミラノにある自宅アパートのバルコニーで交際相手ジャンルカ・ソンシン被告(52)に殺害されたとのことだ。
【写真】ハイファッションモデルのパメラ・ジェニーニさん(29)
「助けて! 助けて!」と切迫した様子で叫ぶジェニーニさんの声を近所の人々が聞き通報、警察が出動した。 しかし、ソンシン被告は攻撃をやめず、ジェニーニさんは24回も刃物で刺されて倒れているところを発見された。玄関のドアを壊して警察が現場に入った時、ジェニーニさんは既に息絶えていたという。ソンシン被告はその後、自死を試みたが、命に別条はないとのことだ。
ミラノでハイファッションモデルとして活動したジェニーニさんは、ソンシン被告と1年間交際していた。ジェニーニさんと親しかった人々は「ジェニーニさんは暴力的なソンシン被告との別れを決意していた」と語った。
ジェニーニさんの友人ニコルさんは「ジェニーニさんは目にあざができた写真を見せてくれた。『昨年9月、ヴェネツィア国際映画祭のレッドカーペット・イベントが終わった後、数人のフォトグラファーとの関係を嫉妬し激怒したソンシン被告に、髪の毛をつかまれたり、殴られたりした』と言っていた」と伝えた。また、「私はジェニーニさんに『警察に通報して』と言ったが、ソンシン被告は涙を流して謝ったそうだ。その後数カ月間、ジェニーニさんはソンシン被告との関係を終わらせようと何度も試みていた」と語った。
ソンシン被告は、ストーカー行為とフェミサイド(femicide)の罪で起訴された。フェミサイドとは、女性であることを理由に、被害者に対する差別または憎悪に基づく殺人を意味し、イタリアでは加重処罰される。ソンシン被告は法廷で黙秘している。ソンシン被告の弁護士は「あきらめたように無表情だった」と語った。
同紙によると、ソンシン被告は2010年、ドイツとイタリアで活動し、数百台の高級乗用車を意図的に安く販売した後、虚偽の送り状により脱税した容疑を受け、金融警察に逮捕された前科があるとのことだ。
イ・ガヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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