▲イラスト=UTOIMAGE
中国が開発中の超大型ステルス無人機「GJX(攻撃X)」と推定される機体が空を飛んでいる様子がキャッチされた。GJXというのは非公式名称で、先月に衛星写真で捕捉されたことがあるだけだ。
19日に米国の軍事専門メディア「ザ・ウォーゾーン」が伝えたところによると、この飛行体は今年9月、新疆ウイグル自治区の大型試験飛行場において衛星写真で初めて確認された。
【写真】中国が開発中の超大型ステルス無人機「GJ..
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▲イラスト=UTOIMAGE
中国が開発中の超大型ステルス無人機「GJX(攻撃X)」と推定される機体が空を飛んでいる様子がキャッチされた。GJXというのは非公式名称で、先月に衛星写真で捕捉されたことがあるだけだ。
19日に米国の軍事専門メディア「ザ・ウォーゾーン」が伝えたところによると、この飛行体は今年9月、新疆ウイグル自治区の大型試験飛行場において衛星写真で初めて確認された。
【写真】中国が開発中の超大型ステルス無人機「GJX」と推定される機体
当時、メディアは専門家の分析を基に、この無人機の翼幅はおよそ42メートルに達すると推定した。ステルス無人機としては極めてまれなサイズだ。一部では、この無人機は米国の次世代ステルス戦略爆撃機B21と同水準のもの、という分析も行った。米国が現在開発中のB21は、通常兵器と核兵器のどちらも運用できると予想されており、今後B52と共に米空軍の爆撃機戦力の中枢になる見込みだ。
今回公開された短い動画には、「GJX」と推定される機体が実際に飛行している様子が収められている。機体の尾部には、両側に分かれた操縦用の翼が見える。これは、米国のステルス爆撃機B2でも使われている構造だ、と「ザ・ウォーゾーン」側は説明した。また、尾部上方にはエンジンの排気口とみられる突出部が確認された。これにより、機体はエンジン2基を使用する設計である可能性も浮上した。
特に目を引くのは、飛行機の下面の色彩が上よりも暗い「ツートン塗装」が用いられていること。専門家は、こうした塗装について「空を飛ぶ際、機体の正確な形を分かりにくくして、肉眼での探知を難しくする偽装技法」と説明している。
ただし、この無人機の用途はまだはっきりとは明かされていない。一部では、この機体が超大型無人機として打撃作戦を主任務にすると考え、他方では、米空軍の秘密偵察機として知られる「RQ180」に似た高高度・長期滞空偵察プラットフォームである可能性を提起している。機体の規模や形状を考慮すると、偵察と打撃を包括する多任務運用も排除できない―と「ザ・ウォーゾーン」は指摘した。
このところ、中国はステルス戦闘機や無人機の開発に力を入れているという。第6世代戦闘機のJ36に続いてJ50などの試験飛行が相次いで捕捉されたことがある。これについて、「ザ・ウォーゾーン」は「中国が最先端の戦闘機開発で示しているスピードは、実に驚くべきもの」だとし「もしかすると水面下では、はるかに多くのことが進んでいるという可能性も高い」と伝えた。
パク・ソンミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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