▲イラスト=UTOIMAGE
タイのすし店から購入した、青く光る「夜光すし」の写真がインターネット上で物議を醸している。専門家らは「バクテリアによる汚染の可能性が高い」として、食べるのを控えるよう警告した。
【写真】タイで物議を醸した「青く光るすし」
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが10月28日、報じた。それによると、タイ人のAさんは10月25日、タイ某所の有名すし店で購入した卵の握りずしが青く光っていることに気づい..
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タイのすし店から購入した、青く光る「夜光すし」の写真がインターネット上で物議を醸している。専門家らは「バクテリアによる汚染の可能性が高い」として、食べるのを控えるよう警告した。
【写真】タイで物議を醸した「青く光るすし」
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが10月28日、報じた。それによると、タイ人のAさんは10月25日、タイ某所の有名すし店で購入した卵の握りずしが青く光っていることに気づいた。セットの中に入っている複数のすしの中で、卵のすしだけが暗闇の中で鮮明な青い光を放っていたのだ。
Aさんはこの写真をSNS(交流サイト)で公開し「すしを購入して車に乗ったら、すしが青く光っていることに気づきました」とつづった。さらに「店に並んでいたすしが全て売り切れていたので、店員に直接言って作ってもらったのですが、そのすしだけ青く光っていたんです」「あまりにもショックで食べられませんでした。こんなすしは初めてです」と説明した。
波紋が拡大すると、すしを提供した業者はAさんに対し「すしを切るときに、海産物についていたバクテリアが卵のすしに付着した可能性がある」と釈明し、Aさんに謝罪したという。
この投稿には、海外のネットユーザーから「怖すぎる。絶対に食べない方がいい」「どうして青く光ったのか気になる」「誰が見ても、食べてはいけないように思える」などと不安の声が相次いだ。
専門家らはこのような現象を「生物発光」の一種だと考えている。生物発光とは、生物が化学反応によって光を放つ現象のことだ。チュラロンコン大学生物学科のジェサダ・デンドゥアンボリパント教授(生物学科)は、光るすしについて「微生物に汚染されている可能性がある」として、海産物が紫外線の下でなくても光を放つことがあると説明した。
さらに▲発光バクテリアによる汚染▲すしに使われた生魚が発光プランクトンやバクテリアを食べていた可能性▲水分維持のためのリン酸塩や漂白剤として使われる過酸化水素など化学物質による汚染の可能性-の3点を、原因として指摘した。
同教授は「化学添加剤よりは微生物による汚染の可能性の方がはるかに高い」「特に、卵の握りずしの場合、生の海産物による二次汚染の可能性もある」と話した。さらに「正確な原因は検査して確認しなければならない。原因がバクテリアであれ化学物質であれ、光っているすしは食中毒や下痢を引き起こす可能性があるため、絶対に食べないでほしい」と呼び掛けた。
チョン・アイム記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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