▲10月31日、ソウル市瑞草区のソウル中央地裁で行われた、京畿道城南市大庄洞の土地開発を巡る背任事件の判決公判が行われた。写真は左から、出廷した火天大有資産管理の大株主・金万培(キム・マンベ)被告、元城南都市開発公社企画本部長の柳東珪(ユ・ドンギュ)被告、弁護士の南旭(ナム・ウク)被告。写真=news 1
ソウル中央地裁は10月31日、京畿道城南市大庄洞の土地開発を巡る背任事件で起訴された火天大有資産管理の大株主・金万培(キム・マンベ)被告と元城南都市開発公社企画本部長の柳東珪(ユ・ドンギュ)被告に対して背任罪で有罪と認め、それぞれ懲役8年を言い渡した。弁護士の南旭(ナム・ウク)被告ら他の「大庄洞一味」にも懲役4-6年を言い渡し、関与者全員を法廷拘束した。それだけ被告らが及ぼした被害が大きいと判断し..
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▲10月31日、ソウル市瑞草区のソウル中央地裁で行われた、京畿道城南市大庄洞の土地開発を巡る背任事件の判決公判が行われた。写真は左から、出廷した火天大有資産管理の大株主・金万培(キム・マンベ)被告、元城南都市開発公社企画本部長の柳東珪(ユ・ドンギュ)被告、弁護士の南旭(ナム・ウク)被告。写真=news 1
ソウル中央地裁は10月31日、京畿道城南市大庄洞の土地開発を巡る背任事件で起訴された火天大有資産管理の大株主・金万培(キム・マンベ)被告と元城南都市開発公社企画本部長の柳東珪(ユ・ドンギュ)被告に対して背任罪で有罪と認め、それぞれ懲役8年を言い渡した。弁護士の南旭(ナム・ウク)被告ら他の「大庄洞一味」にも懲役4-6年を言い渡し、関与者全員を法廷拘束した。それだけ被告らが及ぼした被害が大きいと判断したものだ。起訴から4年を経ての判決だった。
【表】あの手この手で…被告人・李在明の司法手続き無視の事例
大庄洞事件は、京畿道城南市の政策的特別待遇により、民間業者らに数千億ウォン(数百億円)という天文学的な額の利益を与え、その分、城南都市開発公社に損害を与えたとして起訴された事件だ。同地裁は「予想利益の半分に達しない確定利益を定めた公募過程をそのまま締結し、公社が正当な利益を取得できないようにし、残りの利益を内定した事業者らに独占させる資産上の危険を招いた」と述べた。同地裁は金万培被告や南旭被告らが柳東珪被告と結託し、民間業者らの要求どおり公募指針書が作成され、被告らが参加したコンソーシアムが優先交渉者に選ばれるよう配点が操作されたことについて、全て有罪と認定した。その後、超過利益還収条項が盛り込まれないように阻み、民間業者らが大金を手にすることになったというものだ。
事実、城南都市開発公社の実務陣は超過利益還収条項が盛り込まれている報告書まで作ったが、これは上層部を経て7時間後に消えた。城南市とその傘下機関である城南都市開発公社が公共部門の持分を自ら放棄し、投機集団に天文学的な額の収益を集中的に与えたのだ。超過利益還収条項が排除され、大庄洞事業持分50%を持つ城南市は配当を1822億ウォンのみ受け取り、持分7%に過ぎない大庄洞開発業者が数千億ウォンの利益を得るという特別待遇構造が完成した。ただし、地裁は被害額の算定が難しいという理由により、背任額が5億ウォン以上の場合に適用される「特定経済犯罪加重処罰等に関する法律」上の背任ではなく、業務上背任についてのみ有罪と認めた。
こうなると、人々の関心は李在明(イ・ジェミョン)大統領の関与の有無に集中せざるを得ない。李大統領は大庄洞開発事業時に城南市長を務めており、許認可をはじめとする主要段階ごとに自ら印鑑を押して同事業を推し進めた最終責任者だからだ。関連内容を知らなかったと言うには無理がある。事実、「大庄洞一味」の南旭被告は法廷で、「李在明市長の意思によりすべてが行われた」と、柳東珪被告は「李在明の成功のために犯罪に加担した」と述べた。
李大統領はこれまで関連容疑を否定してきた。大庄洞事業についても「与えられた環境で最大限開発し、利益を還収したものだ」と言った。だが、今回の判決はこの主張を真正面から否定したも同然だ。李大統領は、同事件で民間業者らとは別に起訴され、裁判を受けている。現在は裁判が中止されているだけだ。現時点でこの問題について、国民の前に立ち、虚心坦懐(たんかい)に立場を表明する必要がある。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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