▲グラフィック=イ・ヨンジュ(朝鮮デザインラボ)
自分が担当していた患者に薬物を過剰に投与し、多数の患者を殺害したドイツの男性看護師が、終身刑に処せられた。
ロイター通信などが5日、報じた。それによると、ドイツ・アーヘン地方裁判所は、10人を殺害し27人にけがを負わせたとして殺人罪と殺人未遂の罪で起訴された元看護師の男(44)に有罪判決を下し、終身刑を言い渡した。また、男の看護師としての就業を生涯禁止し、仮釈放も認めなかった。
【写真】4年間選手..
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▲グラフィック=イ・ヨンジュ(朝鮮デザインラボ)
自分が担当していた患者に薬物を過剰に投与し、多数の患者を殺害したドイツの男性看護師が、終身刑に処せられた。
ロイター通信などが5日、報じた。それによると、ドイツ・アーヘン地方裁判所は、10人を殺害し27人にけがを負わせたとして殺人罪と殺人未遂の罪で起訴された元看護師の男(44)に有罪判決を下し、終身刑を言い渡した。また、男の看護師としての就業を生涯禁止し、仮釈放も認めなかった。
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調査の結果、男は2023年12月から24年5月にかけて、ドイツ・ヴュルゼレンの病院で夜間勤務中、仕事の負担を軽減するために高齢の患者らに鎮痛剤や鎮静剤などを過剰に投与していたことが分かった。
犯行に使われた薬物の中には、米国の一部の州で死刑執行に使われる鎮静剤「ミダゾラム」も含まれていたことが確認された。
男の弁護人は、被害者らが重病を患っていたため薬物投与のせいで死亡したと断定することはできないとして、無罪を主張した。被告は「睡眠が最高の薬」だとして「患者を眠りにつかせて十分に看護しようとしただけであり、その程度の量の薬物が命にかかわるとは知らなかった」と主張した。
検察は「被告は仕事に対して情熱も意欲もなかった」「患者に共感することもなく、思いやりも感じられなかった。より高度な治療が必要な患者を担当すると、イライラするばかりだった」と明らかにした。
検察は、被害者がさらにいる可能性があるとみて調べを進めていると明らかにした。その上で「男は再び裁判を受ける可能性がある」とした。
キム・ガヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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