▲イラスト=UTOIMAGE
忠清北道のあるマラソン大会で、20代の参加選手がトラックにはねられる事故が発生し、脳死判定を受けた。マラソン解説者としても活動している俳優チン・テヒョンさんは「有望選手だった。胸が詰まる思いだ」と無念さをにじませた。
【写真】俳優チン・テヒョンのSNS投稿
忠清北道体育会などが10日に発表したところによると、同日午前10時ごろ、忠清北道沃川郡で行われたあるマラソン大会で、清州市庁運動競技部所属のマ..
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忠清北道のあるマラソン大会で、20代の参加選手がトラックにはねられる事故が発生し、脳死判定を受けた。マラソン解説者としても活動している俳優チン・テヒョンさんは「有望選手だった。胸が詰まる思いだ」と無念さをにじませた。
【写真】俳優チン・テヒョンのSNS投稿
忠清北道体育会などが10日に発表したところによると、同日午前10時ごろ、忠清北道沃川郡で行われたあるマラソン大会で、清州市庁運動競技部所属のマラソン選手Aさん(25)が1トントラックにはねられたとのことだ。
Aさんは頭などを打ち、大田市内の総合病院に搬送されたが、脳死判定を受けて延命治療が開始されたという。
今回の事故は、第1車線を走っていたトラックが突然、第2車線に車線変更し、後ろから選手にぶつかったものだ。当時、第1車線は一般車両の通行に使われ、残りの車線がマラソン選手のために規制されている状態だった。80代のトラック運転手は警察に「人が見えなかった」と供述しているという。当時は車の通行が多い状態ではなかったとのことだ。
このマラソン大会は忠清北道陸上連盟などが主管する道内の市・郡対抗戦で、同日から3日間行われる予定だった。しかし、今回の事故でその後のマラソン大会の日程は中止された。
Aさんはこれまでのマラソン大会で優秀な成績を収め、将来を有望視されていた選手だという。マラソンに対する情熱が強く、マラソン解説者としてデビューした俳優チン・テヒョンさんはAさんについて「今年の東亜マラソンの記録が2時間13分と、情熱に満ちあふれる有望選手だった。公式の道内マラソン大会で2車線道路のうち1車線だけを規制していたというが、非常にもどかしくて胸が詰まる思いだ」と語った。
パク・ソンミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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