▲イラスト=UTOIMAGE
カナダの「ママランナー」が距離100キロの山岳ウルトラマラソンに出場し、途中で娘に何度か授乳をしながらも優勝を果たして話題になっている。
オーストラリアのABCなどが22日、報じた。同メディアは英国最大規模の山岳ウルトラマラソン「ウルトラ・トレイル・スノードニア・レース」で優勝した人権弁護士のステファニー・ケースさん(42)について紹介した。
【写真】山岳ウルトラマラソンの途中で授乳するステファニ..
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▲イラスト=UTOIMAGE
カナダの「ママランナー」が距離100キロの山岳ウルトラマラソンに出場し、途中で娘に何度か授乳をしながらも優勝を果たして話題になっている。
オーストラリアのABCなどが22日、報じた。同メディアは英国最大規模の山岳ウルトラマラソン「ウルトラ・トレイル・スノードニア・レース」で優勝した人権弁護士のステファニー・ケースさん(42)について紹介した。
【写真】山岳ウルトラマラソンの途中で授乳するステファニー・ケースさん(42)
ケースさんが話題になったのは、単にこのレースで優勝したからではない。出産後わずか6カ月でレースを走ったことに加え、他のライバルたちより30分遅れてスタートし、途中に設けられている複数のエイドステーション(補給・休憩所)で生後6カ月の娘に授乳しながらも優勝するという快挙を成し遂げたからだ。
ケースさんはこのレースで16時間53分22秒という記録で優勝した。
不妊治療を経て出産したケースさんは、今回3年ぶりにウルトラマラソンのレースに出場したという。これまで流産を繰り返した上、人工授精にも何度も失敗したが、昨年11月に娘のペッパーちゃんを出産した。
ケースさんは「幼い娘をエイドステーションに残して走り出すたびに、胸が痛くなった。それでも娘と自分自身に、『ママランナー』がどれほど驚異的なことを成し遂げることができるのかを示したかった」と話した。ケースさんは今年7月に米コロラドで開催される100マイル(約160キロ)のレースに出場する予定で、今回のレースにはその練習を兼ねて出場したという。ケースさんはゴールした後も自分が優勝したのが信じられず「私が勝ったの?」と繰り返し言っていたという。
ケースさんは「私の努力が誰かにとっては刺激になるかもしれないけれど、もしかしたら誰かの意欲を失わせることになるかもしれない」とも話した。さらに「私は産後の回復が早く、恵まれていた。骨盤底筋のトレーニングをかなり頑張った。でも、他の人の場合、運が悪ければそれがうまくいかないケースもある」と話した。その上で、「産後にどんなことに取り組んで、どんなことを避けるべきか、それを決める際には自身の体の状態を確認して専門家のアドバイスを受けたほうがいい」と語った。
最後にケースさんは、全ての母親たちに対し「自分のために大きな目標を立てるのを怖がらないで」とアドバイスを送った。
キム・ガヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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