▲イラスト=UTOIMAGE
米イリノイ州シカゴの郊外で、運転中に歩行者をはねて死亡させるというライブ配信動画がTikTokで公開され、当局が調査に乗り出した。
米WGN-TV、英紙ガーディアンなどが16日、報じた。それによると、TikTokには最近、タイ・ネシャという名前の女性ユーザーが運転中に交通事故を起こす様子を収めたライブ配信動画がアップされた。
【写真】ティックトッカーのタイ・ネシャ
動画には、運転中にライブ配信をし..
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▲イラスト=UTOIMAGE
米イリノイ州シカゴの郊外で、運転中に歩行者をはねて死亡させるというライブ配信動画がTikTokで公開され、当局が調査に乗り出した。
米WGN-TV、英紙ガーディアンなどが16日、報じた。それによると、TikTokには最近、タイ・ネシャという名前の女性ユーザーが運転中に交通事故を起こす様子を収めたライブ配信動画がアップされた。
【写真】ティックトッカーのタイ・ネシャ
動画には、運転中にライブ配信をしていたネシャが、「ドカン」という音の直後に口汚いスラングを口にしながら「いま人をひいた」と言う様子が映っている。その後「何の音だったの?」と尋ねる同乗者の声も入っている。
ライブ配信は、周囲の人たちがネシャの車に近づいて「大丈夫?」と声をかける所で中断している。
動画の中の事故は、今月4日午後5時46分、イリノイ州ザイオン市内のシェリダン・ロードと33番ストリートの近くで発生した。
ネシャはこのとき、2015年式のフォードSUV(スポーツ用多目的車)を運転しており、横断歩道を渡っていた歩行者をはねた。
被害者は、事故現場の目の前の雑貨店で働いていたダレン・ルーカスさん(59)だということが分かった。ルーカスさんは現場で応急処置を受けて病院に搬送されたが、死亡が確認された。
ザイオン警察は「ネシャは事故直後に現場を離れず、自ら911番(緊急通報用電話番号)に通報して警察の取り調べにも協力した」と説明した。薬物や飲酒運転の兆候は確認されなかったという。
事故の数日後、ネシャのライブ配信を収めた動画がSNS(交流サイト)で公開され、広く拡散された。警察はこの動画などを基に正確な事故の経緯を調べている。
こうした中、ネシャは事故発生から3日ぶりにTikTok動画を投稿し、物議を醸した。この動画でネシャは、事故に伴う精神的休養が必要だとしてファンに後援を求めた。
これに対して、ネットでは「誰かの家族を死に至らせておいて、後援金を求めてくるとは」「冷酷でずうずうしい」「良心の呵責(かしゃく)などみじんもない」などの批判があふれている。
米国現地の報道によると、TikTokは運転中のライブ配信を禁止しているが、ユーザーらはアプリの特定の機能を利用してこのルールを回避することができる。ネシャは事故当時のライブ配信で、この機能を使っていたという。
キム・ジャア記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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