▲2022年9月15日、蔚山市内で摘発された「ニュージーランド・スーツケース遺体事件」の容疑者である韓国人の女がソウル中央地検に護送される様子。写真=news 1
7年前、ニュージーランドで自分の幼い子ども2人を殺害した後、遺体をスーツケースに入れて倉庫に遺棄し、逃走したとして起訴されていた韓国人の女に、同国の裁判所が終身刑を言い渡した。AFP通信などの外信各社が26日に報道した。
【写真】虚栄心? スーツケースに偽の手荷物ステッカーを貼りまくる韓国人
報道によると、ニュージーランドのオークランド高裁は25日、殺人などで起訴された韓国人の女(44)に対し、少..
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▲2022年9月15日、蔚山市内で摘発された「ニュージーランド・スーツケース遺体事件」の容疑者である韓国人の女がソウル中央地検に護送される様子。写真=news 1
7年前、ニュージーランドで自分の幼い子ども2人を殺害した後、遺体をスーツケースに入れて倉庫に遺棄し、逃走したとして起訴されていた韓国人の女に、同国の裁判所が終身刑を言い渡した。AFP通信などの外信各社が26日に報道した。
【写真】虚栄心? スーツケースに偽の手荷物ステッカーを貼りまくる韓国人
報道によると、ニュージーランドのオークランド高裁は25日、殺人などで起訴された韓国人の女(44)に対し、少なくとも17年間仮釈放のない終身刑を言い渡したとのことだ。この日、法廷に立った女は判事が判決を言い渡す間も特に反応がなかったという。
女はこれまでの公判で、2018年の事件時に幼い子どもたちに抗うつ剤を飲ませたことを認めながらも、「精神障害で心神耗弱状態だったため、殺人罪は無罪だ」と主張してきた。また、「夫ががんで死亡して以降、家族全員が死んだ方がいいと考えて子どもたちに抗うつ剤を飲ませ、自分も一緒に飲んだが、服用量を誤って計算していたため目を覚ました」と述べていた。
しかし検察は「女がうつ病になった可能性が高いのは事実だが、心神耗弱状態だったとの弁護側の話を裏付けるほど深刻ではなかった」と反論した。また、「女は子どもたちがいない状態で新たな人生を始めようとしており、冷たく利己的な犯行だ」と述べた。事実、女は犯行後、韓国に戻って改名を申請し、実際に名前を変えていたことが分かっている。同高裁は結局、女が主張した心身耗弱を認めなかった。
女は2018年6月ごろ、ニュージーランドで9歳の娘と6歳の息子を殺害したとして起訴された。女は子どもたちの遺体をスーツケースに入れてオークランドのある倉庫に保管し、同年後半に韓国に逃げた。その後、2022年に経済的困窮から倉庫のレンタル料を払えなくなり、倉庫保管物がインターネット・オークションにかけられていた。
同年8月に倉庫保管物を落札した地元住民が、保管物の1つだったスーツケースから子どもたちの遺体を発見し、通報したことで事件が発覚した。女は1カ月後、韓国の蔚山市内で発見されてニュージーランドに強制送還され、直ちに拘束された。韓国で生まれたこの女はニュージーランドに移住し、現地で市民権を得て暮らしていた。
ムン・ジヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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