▲イラスト=UTOIMAGE
X(旧ツイッター)が最近、ユーザーのアカウント所在地と接続元を公開する機能を導入する中、ここ数年にわたって韓国野党を非難する投稿を6万回以上続けてきたXユーザーらの接続元が「中国」であることが発覚し、保守系野党「国民の力」からは「第2のドルイドキング事件(ネット上の世論操作事件)だ」との声が上がっている。
【写真】内政干渉・世論操作が疑われる中国発の投稿
国民の力の朱晋佑(チュ・ジンウ)議員は11..
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X(旧ツイッター)が最近、ユーザーのアカウント所在地と接続元を公開する機能を導入する中、ここ数年にわたって韓国野党を非難する投稿を6万回以上続けてきたXユーザーらの接続元が「中国」であることが発覚し、保守系野党「国民の力」からは「第2のドルイドキング事件(ネット上の世論操作事件)だ」との声が上がっている。
【写真】内政干渉・世論操作が疑われる中国発の投稿
国民の力の朱晋佑(チュ・ジンウ)議員は11月26日、自身のフェイスブックで「韓国人になりすました中国アカウントによる世論操作は第2のドルイドキング事件」だとして、アカウントの接続元が「東アジア」と表記されている画面のスクリーンショット4枚を公開した。これらのアカウントの表示名は韓国語で書かれており、アイコンは李在明(イ・ジェミョン)大統領の写真になっている。
これについて、朱議員は「韓国人になりすまして(共に民主党の大統領選党内予備選で)李在明候補を熱烈に支持していた多くのアカウント(ユーザーたち)の接続元が『中国』だった。内政干渉であり選挙への関与だ」として「Xが、接続元公開(可否)を『国家』から『大陸』に変更できる機能を(追加で)導入した。すると、李大統領支持のアカウントの接続元が一斉に(『中国』から)『東アジア』に変わったのだ」と主張した。朱議員は「(Xアカウントのユーザーたち)が韓国人だとしたら、わざわざ(追加機能を使って)『韓国』を隠して『東アジア』と表示する理由はないだろう」「実態把握に着手した。刑事告発して最後まで追跡する」と書き込んだ。
朱議員は11月25日にもフェイスブックに「韓国人のように見えるが実際には中国からアクセスしているアカウントが大量に発見され、大きな波紋を呼んでいる」とつづった。朱議員が公開した「君舟民水」というXアカウントは、2019年1月から国民の力に対する非難などを6万5200件投稿した。6月7日にはXに「ニューライト、ククチム(国民のお荷物=国民の力をやゆした表現)、2チク(大統領選で国民の力候補に投票した人。保守系支持者)は間違いなく親日売国奴だ。しっかりしなければならない。必ず親日残滓(ざんし)、売国奴たちを根絶やしにしなければならない」と書き込んだ。こうした中、Xでユーザーの接続元公開機能が導入されると、ID「君舟民水」の接続元が「中国」と発覚したのだ。
朱議員は「このようなアカウントは一つや二つではない。韓国の政治系書き込みが中国から大量に投稿されているという状況が理解できない」として「親中勢力が中国でこのようなアカウントを組織的に運用しているのだとすれば、内政干渉や世論操作という問題が発生する」と指摘した。その上で「ボイスフィッシング対策のために国際電話の電話番号表示を義務付けたように、同様の根本的な対策が必要だ」「既に国民の力は、コメントの国籍表記法を発議した。これを通過させなければならない」と主張した。この件を巡っては、国民の力の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)議員が昨年10月、インターネット上のコメント投稿者の国籍などを義務的に表示する法案を代表発議した。
イ・セヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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