▲尹錫悦・前大統領の配偶者である金建希夫人の各種疑惑に関する事件を担当した閔中基特別検察官/写真=ニュース1
世界平和統一家庭連合の尹鍈鎬(ユン・ヨンホ)元世界宣教本部長が「(今の進歩〈革新〉系与党)『共に民主党』の政治家を過去に後援したことがある」と供述したと判明したことを巡り、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の配偶者である金建希(キム・ゴンヒ)夫人の各種疑惑を捜査している閔中基(ミン・ジュンギ)特別検察官(特検)のチームが「捜査対象ではない」とする立場を明らかにした。
【表】金建希特検の別件捜査事例..
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▲尹錫悦・前大統領の配偶者である金建希夫人の各種疑惑に関する事件を担当した閔中基特別検察官/写真=ニュース1
世界平和統一家庭連合の尹鍈鎬(ユン・ヨンホ)元世界宣教本部長が「(今の進歩〈革新〉系与党)『共に民主党』の政治家を過去に後援したことがある」と供述したと判明したことを巡り、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の配偶者である金建希(キム・ゴンヒ)夫人の各種疑惑を捜査している閔中基(ミン・ジュンギ)特別検察官(特検)のチームが「捜査対象ではない」とする立場を明らかにした。
【表】金建希特検の別件捜査事例
特検関係者は8日の定例ブリーフィングで、尹被告の法廷証言などに関して「証言内容は人的、物的、時間的に見て明らかに特検法上の捜査対象に該当せず、これを捜査機関に引き継ぐ予定」と語った。ただし、この関係者は「尹被告の供述内容は今年8月に尹被告を勾留起訴した後、韓鶴子(ハン・ハクチャ)旧統一教会総裁の捜査を行う過程で把握したものであり、事件記録としても作った」と付け加えた。
特検チームは、尹被告の供述内容は特検の捜査対象ではないという立場だが、法曹界からは「これまで閔中基特検が繰り広げてきた『別件捜査』を考慮すると理解し難い判断」だという声が上がっている。特検チームは同日現在で23人を起訴しているが、このうち16人については、金建希夫人との直接的な関連性が立証されていない状態だ。被告人のおよそ7割が別件捜査で起訴されたというわけ。特検チームはまた、三扶土建株価操作やIMSモビリティー特別待遇投資、楊平高速道路終点変更などの疑惑でも金夫人の関与状況を明らかにできなかった。
一方、尹被告は今月5日、自身の業務上横領等容疑の裁判で「2022年に保守系の『国民の力』だけでなく民主党とも接触した」とし、現政権の閣僚級の人物にもアプローチしたという趣旨で証言した。また尹被告は今年8月ごろ、特検チームの取り調べの過程で、民主党の政治家複数に金銭的支援を行ったという趣旨の供述をしたとも伝えられている。
キム・ヒレ記者、キム・ナヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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