進歩(革新)系与党「共に民主党」の鄭清来(チョン・チョンレ)代表は12日、党最高委員会議で「内乱抉り出しをこのまま終わらせることはできない。2次総合特別検察官(特検)で、まだ終わっていない捜査を継続すべき」と主張した。だが民主党は、与党関係者の名前が挙がっている「旧統一教会金品授受疑惑」については「特検でやることではない」として一線を画した。保守系野党「国民の力」は「2次総合特検をやるのであれば..
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進歩(革新)系与党「共に民主党」の鄭清来(チョン・チョンレ)代表は12日、党最高委員会議で「内乱抉り出しをこのまま終わらせることはできない。2次総合特別検察官(特検)で、まだ終わっていない捜査を継続すべき」と主張した。だが民主党は、与党関係者の名前が挙がっている「旧統一教会金品授受疑惑」については「特検でやることではない」として一線を画した。保守系野党「国民の力」は「2次総合特検をやるのであれば旧統一教会疑惑も一緒に捜査すべき」と攻勢を繰り広げた。
【表】「30対0」 国民の力だけ捜査する特別検察官
民主党の朴洙賢(パク・スヒョン)首席スポークスマンはこの日、YTNラジオのインタビューで「この問題を巡って、何か『旧統一教会ゲートが開かれた』とか『特検をやらなければならない』とかいうのは野党の政治攻勢」「その程度で神経を使うほどの事案とはみなしていない」と語った。前日に改革新党の李俊錫(イ・ジュンソク)代表が、民主党や国民の力ではない第三者推薦の特検を提案したことについても、朴スポークスマンは「考慮する価値はない話」とした。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の配偶者である金建希(キム・ゴンヒ)夫人の各種疑惑を捜査している特検チームが、民主党関係者に関する供述を確保しても捜査しないことについては、「金建希夫人と関連性がある部分であれば(捜査を)すべきだが、これは金建希夫人と関連性が全くないこと」だとし、「偏向捜査をしたわけではなく、法と原則に基づいて、一点の疑惑なしにやった」と主張した。
朴商赫(パク・サンヒョク)民主党院内疎通酒席副代表も、KBSラジオのインタビューで「国家捜査本部にもう移管されて進んでいる状態なので、今は特検を議論する段階ではないように思う」「国民の力が、自分たちが追い込まれた窮地から脱するために事件を拡大しているものとみられる」と語った。
一方、国民の力の宋彦錫(ソン・オンソク)院内代表はこの日、国会で取材陣と対面して「閔中基(ミン・ジュンギ)特検が今年8月に確保した供述を直ちに捜査せず、警察に移管もしないままもたついたのは、極めて深刻な違法行為」だとし、「閔中基特検の即刻解体と責任究明は必須」と語った。さらに「ちょうど鄭清来代表が2次特検を発足させたいと公言している状態だが、ここに閔中基特検の職務遺棄の部分、民主党と旧統一教会の癒着関係を含めて特検を実施するのであれば、極めて良い代案になるだろう」と提案した。
キム・ギョンピル記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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