韓国で一人暮らしの70歳以上の高齢層人口が昨年159万人に達し、全年齢帯の中で最も多いことが分かった。急速な高齢化により、一人暮らしの高齢者が一人暮らしの若者を2年連続で上回ったということだ。
【写真】救助された「英国で最も孤独な羊」
韓国国家データ処(庁に相当)が9日に明らかにしたところによると、昨年の単身世帯のうち70歳以上の割合は19.8%で、全年齢帯で最も高かった。一人暮らしの29歳以下は..
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韓国で一人暮らしの70歳以上の高齢層人口が昨年159万人に達し、全年齢帯の中で最も多いことが分かった。急速な高齢化により、一人暮らしの高齢者が一人暮らしの若者を2年連続で上回ったということだ。
【写真】救助された「英国で最も孤独な羊」
韓国国家データ処(庁に相当)が9日に明らかにしたところによると、昨年の単身世帯のうち70歳以上の割合は19.8%で、全年齢帯で最も高かった。一人暮らしの29歳以下は143万人(17.8%)で70歳以上より16万人少なく、2位だった。単身世帯において29歳以下の割合は一貫して最も高かったが、2023年に初めて70歳以上に追い越され、昨年は2年連続で2位になった。昨年の70歳以上と29歳以下の単身世帯における割合の差は2ポイントで、2023年(0.5ポイント)の4倍に広がった。
昨年の全単身世帯は804万5000世帯と前年より21万6000世帯増え、世帯全体(2229万4000世帯)の36.1%を占めた。単身世帯の割合は毎年最高値を更新している。
一人暮らしの高齢者が増えるにつれ、福祉需要も拡大している。昨年の国民基礎生活保障(生活保護に相当)受給単身世帯は139万7000世帯で、前年より8万3000世帯(6.3%)増えた。これは全受給世帯(188万4000世帯)の74.2%に達する。この割合は、2015年の60.8%から毎年上昇している。昨年の単身世帯の年間所得は3423万ウォン(約365万円)で、世帯全体平均(7427万ウォン)の46.1%にとどまった。単身世帯の半分以上(53.6%)は年間所得が3000万ウォン未満だった。
延世大学のキム・ジョンシク名誉教授は「老後の準備ができていない高齢層で単身世帯の割合が増えれば増えるほど、生活や介護、医療支援などの福祉支出も急増するしかない。財政赤字の拡大で国の負担はますます大きくなるだろう」と述べた。
金智燮(キム・ジソプ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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