▲イラスト=UTOIMAGE
南京大虐殺追悼日を迎え、中国人民解放軍が日本を念頭に「汚い頭を断固切り取れ」など過激な言葉の書かれたポスターを公開した。
中国人民解放軍東部戦区は13日、メッセンジャーアプリ「微信(WeChat)」の公式アカウントに「大刀祭」というタイトルのポスターを投稿した。
【写真】中国軍が公開した「日本軍の骸骨を切り裂くポスター」
ポスターには略帽を着用した日本軍兵士の頭蓋骨を大きな刀で切り取る様子が描かれ..
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▲イラスト=UTOIMAGE
南京大虐殺追悼日を迎え、中国人民解放軍が日本を念頭に「汚い頭を断固切り取れ」など過激な言葉の書かれたポスターを公開した。
中国人民解放軍東部戦区は13日、メッセンジャーアプリ「微信(WeChat)」の公式アカウントに「大刀祭」というタイトルのポスターを投稿した。
【写真】中国軍が公開した「日本軍の骸骨を切り裂くポスター」
ポスターには略帽を着用した日本軍兵士の頭蓋骨を大きな刀で切り取る様子が描かれていた。下段には1937年12月13日から翌年1月までに30万人の犠牲者が出たと刻まれている南京大虐殺記念館広場の追悼碑のイメージも描かれていた。
東部戦区は「88年が過ぎたが、英霊たちの血は今も乾いていない。軍国主義の亡霊が再び頭をもたげている」「常に血で祭事を行った大きな刀を高く掲げ、汚く醜悪な頭を断固として切り取り軍国主義の再登場を絶対に許してはならない」と投稿した。さらに「歴史の悲劇が繰り返されることを容認してはならない」とも主張した。
最後には「大刀祭」というタイトルの七言絶句の詩が書かれていた。詩には「東方の倭(日本)が禍(わざわい)をもたらしてほぼ1000年、血の海のような深い怨恨(えんこん)は今もはっきり見える」「義理もなく力だけを信じる邪悪な精神で襲いかかってくるが、長い刀が向かう先はどこも戦乱の煙を平定する」という意味が込められている。
中国メディアはこのポスターについて「南京大虐殺の犠牲者を追悼すると同時に、軍国主義に反対する警告の意味だ」と説明した。
中国は同日、中日戦争の日本軍による南京大虐殺88周年を迎え、大がかりな追悼行事を開催した。中国は2014年から南京大虐殺追悼日を国全体の行事に格上げしたため、国レベルの追悼式としては今年が12回目となる。最近中国と日本の緊張が高まっていることもあり、中国最高指導部が出席する可能性もささやかれたが、この日は習近平国家主席など最高指導部は姿を現さなかった。
中国共産党の石泰峰・中央組織部長は追悼の辞で「今日、われわれは南京大虐殺の罪のない犠牲者と日本の侵略者に殺害された全ての同胞を深く追悼し、中国人民による抗日戦争勝利のため命をささげた民族の英雄をたたえる」と述べた。
また日本に直接は言及しなかったが「軍国主義の復活や、戦後の国際秩序に挑戦し、世界の平和と安定を害するいかなる試みも平和を愛し正義を求める人たちは容認しないだろう」「歴史はこれをすでに証明し、今後も証明し続けるだろう」とも主張した。
パク・ソンミン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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