米巡洋艦が撃ったミサイル、なぜ2度も味方のF18を攻撃したのか

2025/12/23 07:00

1機は撃墜され、1機は辛うじて回避 敵味方識別システムの誤作動、レーダーシステムの可動範囲縮小などの状況下でフーシ派のドローン・ミサイルが殺到…「迎撃」命令を下した艦長

▲イラスト=UTOIMAGE

 今から1年前の2024年12月22日、紅海で、空母「ハリー・S・トルーマン」(CVN75)に着艦しようとしていた米海軍のFA18F戦闘機が撃墜される事件が発生した。

 この戦闘機は、空中給油が可能な戦闘機だった。撃墜事件のすぐ後には、同機からちょうど給油を受けたばかりの別のFA18Fが辛うじて攻撃を回避し、ハリー・S・トルーマンに着艦した。戦闘機を攻撃したのは、米ミサイル巡洋艦「ゲティスバーグ」(..

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