▲写真=UTOIMAGE
人口減少が続く中国の昨年の合計特殊出生率が1を割り込んだのではないかとする推定が専門家から示されている。
中国の人口学者、梁中堂氏は台湾・中央通信の取材に対し、中国の合計特殊出生率が2024年の段階で既に0.7以下に低下したとの見方を示し、それは日本(1.15)や韓国(0.75)を下回る水準だと指摘した。
【写真】地べたに寝そべる中国の若者たち
合計特殊出生率とは、1人の女性が一生の間に産む子ども..
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人口減少が続く中国の昨年の合計特殊出生率が1を割り込んだのではないかとする推定が専門家から示されている。
中国の人口学者、梁中堂氏は台湾・中央通信の取材に対し、中国の合計特殊出生率が2024年の段階で既に0.7以下に低下したとの見方を示し、それは日本(1.15)や韓国(0.75)を下回る水準だと指摘した。
【写真】地べたに寝そべる中国の若者たち
合計特殊出生率とは、1人の女性が一生の間に産む子どもの数を示す指標。一国の人口を維持するために必要な合計特殊出生率は2.1であり、それを下回れば人口が減少することになる。1971年に5.5だった中国の合計特殊出生率は20年後に2.1まで下低下。さらに、2022年には1.07まで落ち込んだ。
これに先立ち、中国国家統計局が今月19日発表したデータによれば、昨年の中国の総人口は前年比339万人減の14億489万人で、2022年以降で最大の減少幅となった。死亡者が2024年の1093万人から昨年は1131万人に増加したのに対し、新生児は同じ期間に954万人から792万人へと急減した。人口1000人当たりの出生数を示す粗出生率も5.63で、1949年の中華人民共和国建国以来最低を記録した。
中国は2023年以降、合計特殊出生率を公表していないが、既に1を割り込んでいると分析されている。梁氏は「国勢調査データで計算した中国女性の合計特殊出生率は1982年には2.64だったが、90年に2.14、2000年に1.30、2010年に1.18、2020年に1.30と低下した」とし、「2000年と20年の数値が同じだということは、社会が大きく変わった20年間で出生率が全く変わらなかったことになるが、それは信じ難い」と指摘した。そして、「2010年の合計特殊出生率は1.18、2020年が1.30だとすれば、10年間で0.12上昇したことになるが、それも合理的ではない。この10年間、中国の新生児数は平均的にほぼ毎年100万人に近い幅で減少してきた」と述べた。
梁氏は中国の実際の人口が14億人に満たないとの認識も示した。梁氏は「2000年前後に既に人口増加が鈍ったが、統計当局はそれが以前の数値と合わず、予想にも一致しないと判断し、データを調整した」とし、「急激に低下した出生率を住民の届け出漏れなどと見なし、国勢調査を含む人口調査で『毎年1000万人以上の純増』という基準で人口データを調整している」との分析を示した。梁氏は「そうやって数十年間運用された結果、中国の人口データは深刻に過大評価されている。対外的に公開されたことはないが、中国の人口研究者の多くはそうした状況を知っている」と話した。
中国の昨年の合計特殊出生率が1を下回ったと分析した学者は梁氏だけではない。
米ウィスコンシン大マディソン校産婦人科研究員である人口学者の易富賢氏は昨年、中国の合計特殊出生率が0.97~0.98だったと推定した。易氏は「昨年の新生児数は清代の1739年の水準だ。これは100年ぶりに起きた大きな変化で、建国以前に戻るどころか、清代の康熙帝から乾隆(けんりゅう)帝にかけての時代に逆戻りしたものだ」と語った。
中国人口学会副会長の陸傑華・中国人民大人口·健康学部教授も「韓国よりはやや高い可能性があるが、シンガポール(0.97人)とはさほど差がないだろう」と話した。
人口減少は中国政府も認識している問題だ。中国国務院発展研究センターは2024年の報告書で、過去数十年間の高度成長と家族計画政策による二重の影響で人口が減少しているとし、婚姻年齢の上昇と出産意欲の低下、妊娠可能年齢(15~49歳)の女性減少、不妊比率の増加など4つの要因で中国の出生率が今後も引き続き低い水準にとどまる可能性があると予測した。報告書は今後15年間、妊娠可能年齢の女性が毎年286万人減り、実質的な妊娠可能年齢である20~40歳の女性は年平均191万人減ると試算した。
パク・ソンミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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