▲イラスト=UTOIMAGE
米イスラエルとイランによる戦争が長期化の兆しを見せる中、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイから外国人住民や観光客の脱出が続いている。かつて億万長者の「黄金の遊び場」とも呼ばれた町は戦争の影響でわずか2週間でゴーストタウンと化した。
【写真】外国人が大挙脱出し閑散とするドバイのビーチ・プール・ショッピングモール
英紙ガーディアンは11日、イランが2月28日から米国とイスラエルによる攻撃に対する報復とし..
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米イスラエルとイランによる戦争が長期化の兆しを見せる中、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイから外国人住民や観光客の脱出が続いている。かつて億万長者の「黄金の遊び場」とも呼ばれた町は戦争の影響でわずか2週間でゴーストタウンと化した。
【写真】外国人が大挙脱出し閑散とするドバイのビーチ・プール・ショッピングモール
英紙ガーディアンは11日、イランが2月28日から米国とイスラエルによる攻撃に対する報復として、周辺の湾岸諸国の主要空港やインフラにドローンやミサイルで反撃し、住民や観光客数万人がドバイを離れた。イランが発射した反撃兵器の標的の3分の2以上がUAEに集中している。
イランによる反撃が特に集中しているのは、UAEが西側諸国と深い軍事・情報協力関係を築いているためだと考えられる。ドバイは金融・観光・物流のハブであり、イランは経済的な打撃の波及を狙った可能性が高い。ガーディアンは「西側諸国との深い軍事・情報協力関係に加え、ドバイが世界的な金融センター、観光の中心地であることから部分的に標的にされた」と指摘した。
ドバイ居住者の90%以上は外国人で、所得税、贈与税、相続税がないため、特に億万長者が集中している。しかし、彼らが戦争の恐怖から大挙して脱出したため、ドバイではビーチのパブ、ショッピングモール、ホテルなど通常にぎわう施設が空っぽの状態になり、不気味な雰囲気が漂っているという。超豪邸やホテルのほか、ドバイの有名な人工島パーム・ジュメイラに位置する高級ホテルフェアモント・ザ・パームなども大きな被害を受けた。他の湾岸諸国とは異なり、潤沢な石油資源がないため、観光産業に依存しているドバイにとって、大きな打撃とならざるを得ない。
ガーディアンは現地滞在外国人のインタビューに基づき、「外国人が信じてきた『ドバイドリーム』の土台が揺らぎ、存続の危機に直面している」と伝えた。ドバイにある学校の校長で、在住16年の英国人ジョン・トラディンガーさんは「英国出身の教員100人以上のほとんどが突然の戦争に大きなショックを受け、深いトラウマを抱えており、耐え難い状況にある。既にこの地を去ってしまい、二度と戻ってこないだろう」と語った。
専門家は戦争が長期化すればするほどドバイが受ける影響が拡大するとみている。ザイード大のカレド・アルメザイニU教授は「ここまではUAE経済が持ちこたえられる水準だったが、この状況が10日、20日と続けば、観光、航空、外国人事業、石油などの分野が非常に深刻な影響を受けるだろう」と述べた。
脱出できなかったドバイの移住労働者も仕事が減り、生計が厳しい状況にある。ドバイでタクシー運転手として働くパキスタン出身のザイン・アンワルさんは「生き残っただけでも世界で最も運が良い」としつつも、「戦争が始まって以降、商売がうまくいかず、収入も全くない。観光が再び活気を取り戻すとは思えない。私のようなタクシー運転手の多くが他国に行く方法を考えている」と話した。そして「皆がドバイは終わったことを知っている」と付け加えた。
昨年国際線旅客数でトップを記録したドバイ国際空港は、イランのドローン攻撃を受け、航空機の運航を停止したが、2日から限定的に運航を再開した。しかし、安全上の理由から7日に再び空港の運用が一時中断された。現在も領空閉鎖などを理由に運航縮小が続いている。
パク・ソンミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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