▲写真=UTOIMAGE
米国がイランとの戦闘でこれまで備蓄してきた防空ミサイルや精密打撃ミサイルを大量に使ったとする報告書が公表された。米戦争省(国防総省)は今年1月からミサイルの生産拡大を進めているが、納品まで最大で5年を要するため、今後数年以内に別の紛争が起こった場合はミサイル不足のリスクに直面する可能性が考えられるという。
【写真】400万ドルの米国製パトリオット・ミサイルで2万ドルの自爆ドローンを迎撃…非対称性に..
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米国がイランとの戦闘でこれまで備蓄してきた防空ミサイルや精密打撃ミサイルを大量に使ったとする報告書が公表された。米戦争省(国防総省)は今年1月からミサイルの生産拡大を進めているが、納品まで最大で5年を要するため、今後数年以内に別の紛争が起こった場合はミサイル不足のリスクに直面する可能性が考えられるという。
【写真】400万ドルの米国製パトリオット・ミサイルで2万ドルの自爆ドローンを迎撃…非対称性につけ込むイラン
米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は21日「イラン戦争休戦時における主要軍需品の状況」と題された報告書を公表した。2月28日にイランとの戦闘が始まってから4月7日の休戦までの39日間で大量に使用された七つの武器の状況を分析したものだ。
報告書によると、精密打撃ミサイル(PrSM)は90発中40-70発が使用され、弾道ミサイル迎撃用のTHAAD(高高度防衛ミサイル)は360発中190-290発(52-80%)が使われたと推定されている。防空迎撃ミサイルのパトリオットは2330発のうち最大で1430発(61.37%)が使用されたとみられる。
米国は戦闘中にイランの1万3000カ所以上の目標を攻撃したが、その過程で海上から発射される巡航ミサイルのトマホークなど長距離攻撃ミサイルもかなりの量が使われた。トマホークは保有する3100発のうち850発以上が使われ、在庫の約30%がなくなったとみられる。ステルス機能を持つ統合空対地スタンドオフミサイル(敵の射程圏外から発射可能なミサイル)のJASSMは在庫の20%以上、SM3やSM6も約20%消耗したという。
報告書は「現時点での主な弾薬の備蓄量でイランとの戦争は十分持続できるが、中国のように対等なライバル国を相手にするには不十分」と結論づけた。CSISは「戦争前から米国の弾薬備蓄量は中国との戦争では十分でないとの指摘があった。今の弾薬の在庫だと将来紛争が発生した場合、米国の作戦に制約をもたらすだろう」と警告した。
米CNNテレビは消息筋の話として「今年初めに戦争省はミサイルの生産拡大に向け一連の契約を締結したが、武器システムの補充には3-5年がかかるだろう」との見方を伝えた。報告書の共同作成者であるマーク・キャシアン米海兵隊予備役大佐は「莫大(ばくだい)な弾薬消耗で西太平洋地域における安全保障の脆弱(ぜいじゃく)性が高まるだろう」とした上で「在庫の補充には1-4年がかかり、目標水準の拡大にはその後も数年かかることもあり得る」と懸念を示した。
トランプ大統領もミサイルの追加予算を議会に要請しているが、その一方で武器については「不足していない」と主張している。トランプ大統領は3月の国防予算追加要請について「イラン問題以外にもさまざまな理由で要請した」「特に弾薬の場合、ハイスペック仕様は備蓄中だ。米国が最高の状態を維持するには小さな代償だ」と発言した。
チェ・ヘスン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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