▲イラスト=UTOIMAGE
6月3日に投開票が行われた韓国の統一地方選挙では投票用紙不足事件が大きく報じられたが、実はそれ以外にも全国各地で中央選挙管理委員会全体としてのずさんな管理が次々と表面化していた。まず投票日の3日には京畿道城南市のある開票所で他の選挙区の投票用紙が発見された。開票作業が続いていた夜9時ごろ、城南市内のある開票所で安山市議会比例代表選挙の投票用紙が1枚出てきたという。選管はこの投票用紙を棄権として処..
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6月3日に投開票が行われた韓国の統一地方選挙では投票用紙不足事件が大きく報じられたが、実はそれ以外にも全国各地で中央選挙管理委員会全体としてのずさんな管理が次々と表面化していた。まず投票日の3日には京畿道城南市のある開票所で他の選挙区の投票用紙が発見された。開票作業が続いていた夜9時ごろ、城南市内のある開票所で安山市議会比例代表選挙の投票用紙が1枚出てきたという。選管はこの投票用紙を棄権として処理した。
【写真】城南市の開票所で発見された安山市議会比例代表選挙の投票用紙
同日ソウル市西大門区では担当者のミスで、ある有権者に2枚の投票用紙が交付された。同じ投票用紙を2枚受け取った有権者は1枚を自ら返納したが、その様子を目撃した別の有権者が通報し警察が駆け付けた。ソウル市江東区でも投票用紙が2枚出力される事態が起こり通報された。選管は担当者の単純ミスと判断しているという。
期日前投票期間中の5月29日には大邱広域市で、ある有権者がいとこの身分証で投票した事実を十数分にわたり選管が把握できなかったことが分かった。1人の有権者がいとこの身分証で投票した後、いとこが投票しようとした際にすでに投票が行われていた事実が発覚したのだ。選管は「外見がよく似ており、住所も近かったので現場で直ちに把握できなかった」と説明している。
6月3日に投票用紙が足りなくなる事態が発生したソウル市松坡区では、問題が起こった際に選管の担当職員らが現場で対応しなかったことも問題視されている。松坡区庁のある職員は4日、公務員労組の掲示板に「こんな重大問題が起こっても松坡区選管からは職員が一人も現場に来なかった。あり得ないことだ」「選挙事務は選管が直接担当すべきだ。自治体職員を鉄砲玉のように利用するな」と選管を批判した。
選管は選挙ポスターの貼り出し、広報物の発送、投票所の準備や整理など選挙管理の仕事の一部を自治体職員に任せているが、これに対する不満は以前から根強くあった。選挙のある年に限って選管では休職者が一気に増えることも選管の業務がずさんになる原因との指摘もある。実際に今回の統一地方選投開票日1カ月前の5月初め、選管では2900人の職員のうち全体の約6%に相当する179人が休職中だった。中央選挙管理委員会は昨年、各地の選管に「選挙前の無用な休職」を控えるよう文書で通知していた。
シン・ジイン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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